いっしょに、いこな!大阪・関西万博
ゆめちゅうおうEXPO
◆包括連携協定締結4大学+大阪公立大学
わくわくがいっぱい「未来をつくる!みんなでつくる!座談会」
万博は未来社会へのメッセージです。これからを担う若者たちが、万博に何を期待し、そしてどんな未来を描くのか、それぞれの想いを共有する場としてこの座談会を企画しました。
◇知らない国のことを知ることができる
[稲嶺区長]
皆さん、こんにちは。今日は、万博について楽しく語り合いましょう!早速ですが、ズバリ「万博」ってどうですか?
[内畑谷さん]
万博ってなんだか堅苦しいものかなと思っていましたが、公式キャラクターのミャクミャクを初めて見たとき、こんなゆるい感じなんだと(笑)。インパクトがあっていいですね。
[下田さん]
私は、大好きなコブクロさんがオフィシャルテーマソングを歌っていたので興味を持ちました。ステージではミャクミャクも登場して「かわいいな」って。
[馬さん]
私の出身は中国で、上海万博に行きました。いろんな国をテーマにした建物があり、これまで知らなかった国のことを知ることが出来たんです。すごく感動しましたね。
[稲嶺区長]
ミャクミャクは大人気ですね。「知らない国のことを知ることができる」っていうのも万博ならではです。
さて、今度の万博でぜひ見ていただきたいもののひとつがアクアポニックス。その建設にご寄付という形で関わられた前田理事長と、その研究をされている吉田さん、少しお話していただけますか。
[前田理事長]
きっかけは、増田昇先生(大阪府立大学名誉教授)からアクアポニックスの件をお聞きしたことです。上で植物を栽培し下でお魚を泳がせて循環させるアクアポニックスは、屋内でも設置することが出来ます。気候変動が非常に厳しい時代にマッチングする素晴らしいものですし、まさにSDGs達成の一助になるのではと考え、ぜひお手伝いさせていただきたいと思い寄付を申し出たわけです。
[吉田さん]
いま前田理事長がおっしゃられたように、魚の養殖と植物の栽培を組み合わせた技術なんですが、それぞれの問題点が双方の利点となっているところがとても有意義です。また、このシステムは「水を循環させる」という特徴があり、水を大幅に減らすことができるため、持続可能なシステムとして、とても評価されているんです。
[内畑谷さん]
酷暑のせいで野菜の価格が高騰していますね。私は管理栄養士をめざしていて、野菜の栄養価や摂取する大切さを伝える立場ですが、食べたくても食べられない、経済格差で健康を手に入れることが出来ない人がいます。アクアポニックスのような持続可能な仕組みに、期待が高まりますね。
◇未来が変わる瞬間に
[稲嶺区長]
万博では、こうした新しい技術が集まります。一方で、70年万博をきっかけに外国の文化や食べ物などが一気に広がって国際理解が進みました。インターネットの普及など、当時とは全く状況が異なる中、世界とどう関わっていくのかを考えるまたとない機会が万博だと思いますが、どうでしょう?
[下田さん]
実習で患者さんと接していると、当たり前なんですがそれぞれ価値観が違うと実感します。だけど、コミュニケーションを重ねていく中で通じ合っていくことを日々学んでいます。共通のテーマを通じて、お互いの価値観を共有しながら未来をつくっていける、それが万博だと思います。
[小松原さん]
命って、心肺機能による生命活動だけではなくて、その人がその人らしく生きることだと思うんです。ジェンダー平等が実現し、性的マイノリティへの理解も進み、誰もが自分らしく生きられる社会、それが「いのち輝く未来」なんじゃないかな。今回の万博は、会場全体でそういう多様性を感じられる大切な機会となるのではないでしょうか。
[玉谷さん]
授業では色々な国から来ている先生や学生と接します。そこから学ぶことが多くあるので、万博もそれぞれの価値観をみんなで共有できる場であればいいなと。また、例えば携帯電話のように今当たり前に使っているものが70年万博でお披露目されました。「次世代では当たり前」になる瞬間に立ち会えるのも万博。そういうところが万博のすごいところだと感じます。
[稲嶺区長]
皆さん素晴らしい視点ですね。「一緒に考える」「お互いを知ることができる場」「未来の当たり前に出会える場」と若いみなさんから期待を寄せられているのはうれしいですね。
この後、日々学ぶ看護や介護のAI化に関する考え方や、音楽(特にアンサンブル)を演奏するときの大切なこと、馬さんの日本愛…等々、活発な意見交換が行われました。
[前田理事長]
アンサンブルを演奏するときの皆さん認め合うというその気持ち、いくらAIが発達しても最後は心で支え合う。これからの社会はやっぱりそうあってほしいと思います。皆さん大学時代から人間形成がうまく出来ているなと感心します。
[稲嶺区長]
交流するっていいですね。他者からの視点で自分たちを知り、より発展できる。それが万博にも通ずる。
では、ここでみなさんから「万博」へのメッセージを!
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