住吉区では、不登校やいじめ等の生徒指導上の課題に対応するため、社会福祉等に関する専門的な知識や技術を用いて、児童・生徒の置かれている様々な環境に働きかけ支援を行うスクールソーシャルワーカーを1名、区内中学校に独自配置しています。
児童・生徒をめぐる不登校やいじめ等の課題は、学校だけでの解決が困難なケースもあることから、学校の先生方と連携を図りながら、子どもの将来を見据えたサポートを行っています。
今年度は、我孫子南中学校を拠点校とし、その校下小学校等で活動を行っています。
チーム学校の一員として活動するスクールソーシャルワーカーから、日々の取組の様子をお伝えします。
●一人で抱え込まず誰かに話すことで、解決につながることもるよう取り組んでいます。
今年度、4月よりスクールソーシャルワーカーとして勤務しています加森(かもり)とし恵(え)です。
児童・生徒の中には、つらいこと、悲しいこと、困っていること、なかなか話せないこと、嬉しいこと、楽しかったこと、イヤだったこと、いろいろなことを心の中に大切にしまっている子どもたちがいます。
でも、悲しかったり、つらくて仕方がなくなったりした時は、一人で大切に抱え込まないで、誰かに話していくなかで児童・生徒自身が問題に気付くきっかけとなったり解決の糸口が見えたりする場合もあります。学校には、児童生徒の話を一生懸命、聞いてくれる人がたくさんいます。スクールソーシャルワーカーもその中の一人です。児童生徒と一緒に考え学校の先生方をはじめとした児童生徒をサポートする関係者等と連携を図りながら少しでも様々な課題が改善するよう取り組んでいます。
また、子育て世代の保護者は、子育てや仕事、親の介護など、多大なストレスや困りごとを抱えておられるのではないでしょうか。大人だから自分で何とかしなくてはならないと思い込んでおられる方がおられますが、大人だって時には弱音を吐き、誰かを頼りたくなることはあるものです。
スクールソーシャルワーカーは、社会福祉士の資格を持ち、児童生徒だけではなく保護者の困っていることや悩みについて、お話を聞く中で状況が少しでも良くなるよう環境を整えていくお手伝いをしています。
スクールソーシャルワーカーは、困りごとを児童生徒や保護者と一緒に考え、さまざまな制度や福祉サービスにつなげ、児童生徒や保護者のみなさまをサポートするため、日々取り組んでいます。
問合せ:教育文化課 3階34番窓口
【電話】6694-9964【FAX】6692-5535
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