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夢キタ新聞

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大阪府大阪市北区 クリエイティブ・コモンズ

■夢キタ万博2023 子ども記者体験
夢キタ万博では、北区在住の小中学生4人が記者体験をしました。産経新聞社の担当者の指導のもと、事前に下調べもしたうえで、「KITAKU WORK WORK EXPO 2023」の2パビリオンと、「SDGs Colors Styling Fashion Show」、「人前結婚式」を取材。写真を撮り、記事を書きました。4人の力作をご覧ください。

◇「バーチャル大阪駅」の中を素早く移動
西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は、「バーチャル大阪駅」というパビリオンを出展した。ネットワーク上の仮想空間である「メタバース」に大阪駅を再現し、会場を訪れた子どもたちはリアルな映像と、素早くその中を移動できる技術に驚いていた。
券売機でICOCAを受け取り、改札を通過してホームに行く体験ができる。線路の架線整備を行うロボットアームを操作でき、関空特急「はるか」がホームに入ってくる。
取材に応じてくれたJR西日本の長沼悠介さんは「バーチャル大阪駅など、様々な取組を行って、大阪駅をはじめとする地域の魅力を伝え、人と街をつなげていくことが、鉄道会社の大きな使命である」と語った。
バーチャル大阪駅については、実施の約半年前から構想を練っており、実際にバーチャル空間を制作した企業と連携しながら、作業を行った。将来は、このバーチャル大阪駅の空間を使って、様々な企業と連携して新たな価値を作りたいという。
体験した星槎国際高校2年、梶野みはるさんは「とてもリアルだった。再現度の高いVRだった」と話していた。
(田邉心都・たなべまなと)

◇ハンコを押して立体的な都市をイメージ
将来、建築に携わる人材を育成している大阪工業技術専門学校は、消しゴムや文字のハンコを使って自由に絵を作ってもらうパビリオンを出展。子どもたちは、様々な形のハンコを使い、丸い紙に思い思いの色のスタンプを押し、自分だけの作品を楽しそうに作っていた。
パビリオンにいた赤代武志先生が取材に応じてくれた。赤代先生は「建築と聞くと、難しそうと考える人も多いが、ハンコを自由に押し、立体的につなげることによって、子どもたちに『自分の周りにある建物も、同じように立体的で、その建物が集まって街ができている』という、都市や建築のイメージを持ってほしい」と話してくれた。
またパビリオンでは、先生とともに、専門学校で学んでいる学生も運営にあたっており、子どもたちを優しく指導していた。「学生にも、実際のイベントでの運営方法や、子どもたちへの指導を学んでほしい」と赤代先生。
三角形や四角形の様々なハンコを使って楽しそうに体験していた小学4年生の中村駿真さんは「自由自在にハンコを押して絵を描くのが楽しかった」と笑顔で話していた。
(遠山遼・とおやまりょう)

◇中学生が古着をデザイン ランウェイ歩く
梅田スカイビルの最上階、40階の空中庭園展望台では、中学生が古着をデザインしたり、モデルとなったりしたファッションショーが行われた。取材している私たちも、音楽とともに思わず体が動いてしまいそうな素敵なショーだった。
ショーは、上田安子服飾専門学校でデザインを学ぶ学生のアドバイスを受けた北区内の4中学校の生徒が5つの「カラーズ(色)」をテーマとしたチームを組んで参加。古着については、「ファイバー・シーディーエム」という企業の協力を受けた。
生徒たちはチームごとに舞台に上がり、自分たちがモデルとなってランウェイを歩き、観客から盛んな拍手を受けていた。「チームレッド」として参加していた天満中学校3年、伊豆丸優奈さんは「とても着心地のいい服。着なくなった服を再利用できることがうれしい」と話していた。
デザインを指導した専門学校の川下穂乃華さんと黒杉菜月さんは「音楽のロックをテーマにしたデザインで、安全ピンなども使って『攻めた』感じにしました」と話してくれた。
参加した各チームは表彰を受け、チームレッドは「イノベーション・スタイリング」賞に輝いた。
(市村笑鈴・いちむらえりん)

◇教え子に囲まれ感動の人前結婚式
36階のスカイルームでは、大淀中学校の齋藤こころ先生と、港区市岡中学校の齋藤剛志先生が人前結婚式を挙げた。結婚式は、「大阪ベルェベルビューティーandブライダル専門学校」の学生さんらが執り行った。2人が勤める中学校の教え子も結婚式に携わる職業体験の一環として司会やカメラマンなどを務め、130人の出席者と2人を盛大に祝った。2人は誓いの言葉を述べ、出席者から花びらのシャワーを浴び、祝福された。
生徒たちは、真剣な表情で臨み、それぞれの大役を立派に果たしていた。カメラマンを務めた齋藤剛志先生の教え子の市岡中学校3年、渡一晴さんは「齋藤剛志先生は野球部の顧問で、日頃からとても熱意ある指導をしてくださります。2人の熱々ぶりが伝わる写真を撮りたい」と、照れくさそうに話していた。
新郎新婦は「学生さんと私たちの教え子による手作りの結婚式は、アットホームで感動いっぱいの式になりました。これまで私たちを支えてくださった方々と素敵な時間を過ごすことができ、感謝しています。ありがとうございました」とコメントを寄せてくれた。
(市村天雫・いちむらてんな)

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