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【特集】大阪市で初! 関目スラローム道路をご存じですか?

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大阪府大阪市城東区 クリエイティブ・コモンズ

歩行者優先を目的とし、自動車と歩行者が共存を図る道路を歩車共存道路といいます。
区民の皆さんが安心・安全に利用できるように整備された大阪市初の“スラローム道路”を紹介します。

■まちの安全をめざして
◇関目スラローム道路とは?
平成2(1990)年に鶴見緑地で開催された「国際花と緑の博覧会」へのアクセス道路の一つとして、古市2~3丁目(菫地域)に整備されました。地域の環境にあった景観整備と鶴見緑地の豊かな自然のイメージがにじみ出た環境整備を目的として、交通安全面を考慮し、大阪市初の曲線を主体としたスラローム型線形(蛇行型)の道路が誕生しました。

・車道幅員4.0メートルまで縮小
・最低歩道幅員2.5メートル、最大4.5メートルまで歩道を拡幅し、快適な歩行者空間を確保

■都市景観資源
令和6(2024)年2月29日、地域を特徴づける優れた景観として大阪市の都市景観資源(わがまちナイススポット)に「関目スラローム道路」として登録されました。
都市景観資源への登録にあたり、大阪市都市景観委員会からは「地域では、その特徴的な形態からスラローム道路の名称で親しまれている。沿道の大阪信愛学院の校舎やタイサンボクの街路樹と相まって独創的な景観を形成している」と講評されました。
現在、城東区では21件が都市景観資源に登録されており、関目スラローム道路に隣接する大阪信愛学院の伝統を感じさせる学院本館や聖堂も登録されています。

■道路の特長
◇POINT1
スラローム型線形(蛇行型)とは?
車道部分を曲線形に屈曲させた道路のことです。車の運転者が左右にハンドル操作をすることで走行速度の減速を促します。

◇POINT2
安全確保の効果は?
一方通行の関目スラローム道路は、車の最高速度を30km/hに規制する「ゾーン30」の区域に指定されています。交差点をカラー舗装し、タイサンボクなどの街路樹を配置することで、視覚効果による車の速度抑制や交通事故の抑止効果をもたらしています。

■菫地域青色防犯パトロール隊の隊長・石田(いしだ)さんに話をお聞きしました!
石田政登(いしだまさと)さん:令和元年から、隊長として隊員の皆さんとともに地域を見守っています!

Q1 地域の生活道路・通学路の安全性を教えてください。
A1 スラローム道路の歩道は幅広く、歩行者同士の行き違いもスムーズです。パトロール中にスラローム道路を走行しますが、道路が曲線に蛇行しているので運転手の安全意識の向上につながっていると感じます。また、住宅街や学校付近の道路は一方通行が多いため、交通量の減少と交通事故の軽減にもつながっていると思います。

Q2 地域の景観についてどう思いますか?
A2 パトロールで地域を巡回していると、きれいに手入れされた花壇や街路樹をはじめとする緑が多く、木々には鳥もいて、身近に自然を感じることができるまちだと思います。また、学校の下校時には、巡回中の私たちに子どもたちが気軽に手を振ってくれるなど、人との距離も近く、それもまちの素晴らしい景観の一つだと思います。

Q3 区民の皆さんに伝えたいことは?
A3 城東区は住みやすいまちだと思います。私たち青色防犯パトロール隊は、皆さんとともに協力しながら地域を見守り、安心・安全で暮らしやすいまちにするために活動を続けていきます。また、一緒に青色防犯パトロール隊として活動していただける方がいらっしゃいましたら、菫地域活動協議会までお問い合わせください!お待ちしています!

問合せ:総務課(総合企画)
【電話】6930-9091【FAX】050-3535-8684

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