■瓜破西小学校
理科の学習でチョウの生態、そして総合的な学習の時間でカイコと人の深いつながりを学んだ3年生のこどもたちは、カイコ飼育研究会の協力により、カイコの飼育に取り組みました。
生まれたばかりのゴマ粒のような幼虫に驚きながら、自分たちで育て方を調べます。カイコが桑の葉しか食べないことを知ったこどもたちは自然豊かな瓜破西小学校中を探し、大きな桑の木を発見。どんどん食べて大きくなるカイコに愛着をもって世話をします。
大きく育ったカイコは美しい繭を作ります。絹糸を紡ぐには繭のまま熱湯でゆでなければなりません。こどもたちは大切に育てた命と向き合い考えます。
「かわいそう」だけではなく、牛や野菜も命をいただき食べている、ゆでて糸を紡ぐことが命を無駄にしないことなど、多様な意見が出ました。
カイコの最後は、ゆでて糸を紡ぐ、繭からさなぎを取り出してから糸を紡ぐ、繭を人形やストラップにするなどそれぞれが決断しました。
こどもたちはカイコの誕生から死まで、すべての過程に関わり、命と真剣に向き合うことで、カイコから命の尊さや自然の神秘を学ぶことができました。
問合せ:政策推進課(教育)23番窓口
【電話】4302-9903
<この記事についてアンケートにご協力ください。>