台風や大雨による被害は日本全国で毎年のように発生しており、大阪でも平成29年10月の台風21号による浸水、平成30年9月の台風21号による暴風・高潮などにより甚大な被害を受けました。
台風や大雨の場合、避難に関する情報が自治体・気象庁などからあらかじめ発表される場合がほとんどですので、お住まいや勤務先、旅行先などの災害の危険性を把握したうえで、どのような場合にどこへ避難するか、適切な避難行動を考えておくことが大切です。
もしもが起こる前に、日ごろからかんがえておきましょう
■風水害対策「もしものとき」にあわてないために
エスディージーズ11 住み続けられるまちづくりを
◆防災会議を開きましょう
どのような場合にどこへ避難するか、あらかじめ適切な避難行動を考えておくことが大切です。
そのことは、一緒に住んでいる方や、離れた家族や友人などとも共有することも重要です。
◇主な検討事項
避難場所や落ち合う場所
安否確認の方法(連絡手段など)
避難出口の確認
◆マイタイムラインを作ろう
家族や友人などと話し合ったことや自分自身で考えた「自分の逃げ方」を、マイタイムラインや緊急連絡カードなどにまとめましょう。
◆災害ごとに避難のタイミングと避難先を確認しましょう
◇水害時(避難情報警戒レベル3以上発令時)河川等氾濫など水害への備え
ご自宅の周辺の浸水の深さを浸水想定図(水害ハザードマップ)からご確認ください。
[スタート]
質問1 浸水想定図でご自宅周辺は着色されていますか。
はい 質問2へ
いいえ 避難の必要はありません。あくまで想定ですので、日ごろの準備は必要です。
質問2 老朽化した木造家屋ですか
はい 避難が必要です 堤防が決壊すると家屋が倒壊・流出するおそれがあります。まず家屋倒壊等氾濫想定区域の外に避難したうえで、浸水しない場所へ避難
いいえ 質問3へ
質問3 浸水の深さは
3.0メートル以上 質問4へ
0.5メートル~3.0メートル未満 質問5へ
0.5メートル未満 ご自宅の安全な場所で待機することが可能です
質問4 お住まいの階は(戸建て住宅の場合は最上階) 3階以上 ご自宅の安全な場所で待機することが可能です 2階以下 避難が必要です
質問5 お住まいの階は(戸建て住宅の場合は最上階) 2階以上 ご自宅の安全な場所で待機することが可能です 1階 避難が必要です
◇避難が必要なかたは
浸水しない安全な場所へ
原則 浸水が始まる前に早めの避難
避難先の優先順位1 自宅 親戚宅 知人宅 職場など
避難先の優先順位2 最寄りの避難所
◇逃げ遅れたら
その場そのときで命を守れる場所へ
避難先の優先順位3
最寄りの水害時(津波)避難ビル
高い建物や高い場所
上記はあくまで目安です。建物により居室の床の高さが異なりますので、上記図によらない場合があります。
また、老朽化した木造家屋の場合は家屋倒壊等氾濫想定区域外であっても家屋の倒壊・流出の可能性があります。
※外出時は、「お住いの階は」を「滞在場所(勤務地、宿泊先)の階は」と読み替えてください。
◆台風発生時
[台風発生]
台風に関する情報を確認
防災用品の確認
台風接近(上陸3日前)
避難場所の確認(遠方への避難を検討)
台風上陸直前(上陸1日前)
交通機関計画運休等の確認
広域避難開始(遠方へ避難できる場合)
台風上陸・最接近
屋内安全確保(堅牢な建築物へ避難または家から動かない)
◆暴風・竜巻の備えも
毎年強風注意報が50回前後、そのうち暴風警報が複数回発生しております。また、竜巻の注意喚起もねんに複数回発表されています。お住まいや所有の空家の対策を怠らないようにしましょう
・瓦やスレートの点検、補強
・窓に飛散防止フィルムを張る
・植木鉢などが飛ばされないように
勤務先や通学先、旅行先のハザードマップも確認しましょう
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