文字サイズ
自治体の皆さまへ

保健師からのこのはな健康だより

31/42

大阪府大阪市此花区 クリエイティブ・コモンズ

■もしかして結核かも。9月24日(火)~から9月30日(月)は結核予防週間です
日本では今でも1年間に1万人以上の方が新たに結核を発病しており、決して過去の病気ではありません。大阪市の令和4年の結核罹患率(新たに結核患者として登録された人の割合(人口10万対))は都道府県・政令指定都市でなんとワースト1位。全国と比較して約2倍の罹患率となっています。
また此花区の罹患率は大阪市平均よりも高く、結核患者さんが多い区となっています。結核を過去の病気と捉えず、自分でできる対応をしっかりしていくことが大切です。

○結核の感染と発病は異なります
結核は、感染しても必ず発病するわけではなく、免疫力の働きで結核菌の活動が抑えられていると発病しません。身体の免疫力の低下を起こす病気や要因により、免疫力が低下すると結核の発病リスクが高まります。しかしその症状には特徴的なものがなく、早期に目立たないことが多いため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。

○高齢者は特に要注意。
大阪市の結核患者の2人に1人が70歳以上です。結核菌を肺に抱え、無症状のまま高齢になり、免疫力の低下などのために発病することが多くなります。

■だからこそ。結核は「早期発見・早期治療」が大切です。
1 疑わしい症状があれば、すぐに受診をしましょう。
結核の主な症状:2週間以上続く咳・たん・発熱・食欲低下・体重減少…等
2 無症状の場合でも年1回胸のレントゲン検査を受けましょう。
保健福祉センターでは、学校や職場で健診機会のない15歳以上の方々に、胸部エックス線撮影による結核健診を無料で行っています(予約不要)。今月は9月11日(水)10時から11時に区役所2階で実施しています。ぜひご利用ください!

問い合わせ:保健福祉課(保健活動)23番窓口 
【電話】6466-9968

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU