6月から10月末までは「出水期(しゅっすいき)」と呼ばれ、梅雨や集中豪雨、台風などの風水害が起こりやすい時期です。近年、全国各地で甚大な風水害の被害が発生し、気象庁も線状降水帯による大雨は、時間・場所・降水量などを正確に予報することは困難と発信しています。
しかし、皆さんの災害に対しての準備や行動で被害を減らすことは可能です。
そのためにも、カギとなるのは情報をいかに集めるのか。また間違った情報をつかまないために正確な情報はどこから取得するのかを考えてみましょう。
◆プッシュ型の情報(自身で情報収集をしなくても自動的に配信される情報)
▽エリアメール・緊急速報メール
市では、災害情報や避難指示などを迅速に伝達できるように、NTTドコモが提供する「エリアメール」、KDDI・ソフトバンク・楽天モバイルが提供する「緊急速報メール」を運用しています(受信料無料・登録不要)。
▽LINE(ライン)
市公式LINEアカウントに登録することで、生活に便利な情報だけでなく、災害時には避難所開設情報などを受け取ることができます。
▽デジタル同報系防災行政無線
災害発生時、市内66カ所に設置した屋外拡声子局により、災害情報や避難情報などを一斉伝達します。
防災無線で放送した内容を電話応答サービスで確認できます。
電話番号
【電話】06-6992-1910
【電話】06-6992-1913
【電話】06-6992-1914
【電話】06-6992-1916
【電話】06-6992-1917
【電話】06-6992-1918
▽防災情報メール(大阪府)
地域に発表された気象情報や避難情報などの防災情報を大阪府がメールでお知らせします。
▽大阪防災アプリ(大阪府)
地域に差し迫った危険があれば通知が来ます。また、気象情報などもアプリで確認することができます。
◆プル型の情報(配信されている情報を自身で収集する方法)
▽防災ハザードマップ
台風やゲリラ豪雨、大地震などの災害時に備え、市民の皆さんが自ら身を守るために必要な情報と心得を取りまとめています。また、子ども向けの防災情報ページも設けています。
▽川の防災情報
河川の水位がリアルタイムで確認できます。
・大阪府
・国
※二次元コードは本紙参照
▽NHKデータ放送
災害時に役立つ情報をNHKのデータ放送画面で一覧として確認できます。
注意事項:データ放送の視聴は、リモコンのdボタンを押すことで視聴できますが、視聴できない場合はお使いのテレビの使用方法を確認してください。
▽防災ARアプリ「みたチョ」※
現実の風景に情報を重ね合わせて表示する技術であるARシステムを使用して避難所の位置を表示するので、インターネット回線を使わずに避難所に誘導することができます。
※市では一般社団法人全国防災共助協会と減災を目的とした防災ARに関する協定を締結し、防災・避難誘導アプリ「みたチョ」を本市域内で起動することで本市の避難所情報が取得できるようになっています。
▽VACAN(バカン)※
災害発生時に、市内32カ所の指定避難所の開設状況や混雑状況を「VACAN」を通じて、インターネット上からリアルタイムで確認することができます。
※市では、IoT(アイオーティー)(あらゆるものをインターネットに接続する技術)とAI(人工知能)を活用して避難所の混雑状況を可視化する「VACAN」を導入しています。
問合せ:危機管理室
【電話】06-6992-1497
◆避難所の確認
・洪水災害などの危険性が認められる場所をハザードマップで確認しておく。
・学校などの避難所として指定されている場所への避難経路を確認しておく。
・普段から家族で避難場所や連絡方法などを話し合う。
・避難するときは、持ち物を最小限にして、両手が使えるようにしておく。また、運動靴で避難する。
◆指定緊急避難所(洪水・内水氾濫)・指定避難所・給水所
※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。
・災害時の給水体制
市水道局が定める災害時の市内給水拠点は6カ所あり、水道局配水場、東郷配水場、大枝公園前耐震性貯留管、そして他3カ所については災害状況に応じて設定します。
▽指定緊急避難所(洪水・内水氾濫)指定避難所
▽給水所
◆浸水しやすい箇所の対応
雨水ますが正しい向きに設置されていなかったり、雨水ますが詰まってしまうと、周辺が浸水する原因になることがあります。
市ホームページでは、ほかにも浸水関係の取り組みなどを詳しく掲載しています。
問合せ:下水道課
【電話】06-6992-1752
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