家庭内での受動喫煙防止に対する意識の向上を図るため、令和5年11月に市立小学校4年生のうち、申込のあった430人を対象にコチニン値測定を実施しました。
■コチニン値測定とは
たばこの煙に含まれる「ニコチン」が体内で代謝される際に生成される「コチニン」の含有量を測定することで、受動喫煙の状況を測ります。コチニン値が高いほど、受動喫煙が生じている可能性が高いと考えられます。
■測定・アンケート結果
・家庭内に喫煙者がいる子どもは52.3%で、子どもの周りで喫煙していると答えた家庭は28.6%でした。
・家庭内に喫煙者がいない子どもの99.5%はコチニン値「低」でした。
・コチニン値「高」は全体の4.4%、「中」は7.9%で、測定した子どもの約12%に受動喫煙が生じている可能性があります。
・子どもの周りで喫煙することが「ない」と答えた家庭のうち、約13%の子どもに受動喫煙が生じている可能性がある結果となりました。
※アンケートでは「子どもの前では吸わない」「台所やベランダで吸っている」という回答がありましたが、それらの対策でも受動喫煙を完全に防ぐことは難しいと考えられます。
市では今後も継続して、受動喫煙防止に関する啓発を行います。
【HP】22393
問合せ:保健総務課
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