■誰もが健やかにいきいきと暮らせるまち
◇新型コロナウイルス感染症対策
国、大阪府、関係機関と協力し、「令和4年秋開始接種事業」および「乳幼児への接種事業」等を実施しました。地域医療機関における検査相談体制の確保・維持に努め、泉佐野泉南医師会と連携し年末年始の臨時発熱外来を設置し、休日夜間の検査体制を確保しました。
◇がん検診
検診の啓発強化、並びに各種検診の精度向上等の検診体制の整備に努めました。なお、未受診者勧奨などにより受診率は現在、改善傾向にあります。
◇妊婦・乳幼児保健施策
一般不妊不育治療費助成により、妊娠を希望する方の経済的負担の軽減を図りました。多胎妊娠に対して、妊婦健診支援事業において妊婦健診受診券を追加交付し、母体の健康管理を支援しました。既存の各種事業と併せて妊娠から育児までの各時期の相談に対応し、全ての母子の育児不安を解消し・孤立を防ぐための切れ目のない支援を継続し、妊婦臨時特別給付金事業や、出産子育て応援交付金事業を実施しました。
◇児童福祉施設の整備
老朽化した設備の更新・改修を進め、利用者が安心安全に利用できるよう努めました。コロナ禍で減少した子どもの運動や、遊びの機会を提供するため「子ども活動支援補助金」を活用し遊具を購入しました。
◇学童保育
小学校の休業日である長期休暇および土曜日等の開室開始時間を8時半から8時に早め、また年始の開室日が1月5日からであったものを1日早め、1月4日から開室することで子育て支援の充実を図りました。
■あらゆる世代の人が豊かな心を育むまち
◇教育相談事業
就学前からのきめ細やかな教育相談を実施するため、小中学校および幼稚園にスクールカウンセラーを引き続き配置しました。
◇学校運営協議会
令和4年度は多奈川小学校において、保護者や地域住民等が学校運営に参画する「学校運営協議会」を設置し、地域の力を学校運営に生かす「地域とともにある学校づくり」の推進に努めました。
◇教育施設の環境整備
老朽化が進む小学校のトイレを機能的で快適にするため、計画的に改修しました。人工芝の老朽化が進む中学校テニスコートについても、全面張り替えを実施しました。
◇町民体育館の空調設備
国の補助金を活用し令和4年度に設置工事を完了しました。
◇公民館・図書館等整備事業
既設施設の現状や、複合型施設も含めた建設の検討を行う検討委員会を立ち上げ、これらの基本的な考えをまとめた構想案の作成作業を開始しました。
■新たな活力と魅力があふれるまち
◇道の駅みさき
地域活性化の拠点として観光・交流促進に取り組み、地域特産品の販売、観光情報の発信を行うとともに、国による駐車場拡張工事が行われたことにより、利用者の利便性の向上が図られました。
◇農林業政策
農業委員会などの関係機関と連携し、遊休農地の解消や農業の担い手不足解消に努めるとともに、岬町の農産物を活用した特産品の開発支援を行いました。森林環境譲与税を活用し、近畿自然歩道内の危険樹木の伐採や東畑地区の山林の間伐などの森林整備に取組むとともに、観光案内看板の設置などの木材活用に努めました。
◇観光振興施策
岬町観光協会や南海電気鉄道株式会社等の民間事業者と連携し、国などの補助金等を活用しながら、「全国高校生地方鉄道交流会」の開催や、スポーツツーリズムによる多奈川線活性化事業など、新たな観光資源の発掘や、既存の観光資源の磨き上げを行うとともに、それら観光資源の町内外への発信に取組みました。
日本遺産葛城修験に登録された町内の寺院や近畿自然歩道のルートに係る案内板の整備についても取組みました。
◇広域観光の推進
「一般社団法人KIX泉州ツーリズムビューロー」と密に連携し、国の補助金を活用し、SDGs教育プログラム造成事業に取り組むなど、泉州地域での観光戦略の強化を図るとともに「瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会」、「大阪観光局」などの関係機関と共同し、サイクルツーリズム事業をはじめとする広域的な観光振興事業の更なる推進および観光プロモーションに努めました。
◇企業誘致の取組み
関西電力多奈川発電所跡地へのニューレジストン株式会社の進出を支援し、岬工場の誘致を実現することができました。引き続き関西電力、大阪府と連携し更なる企業誘致の取組みを進めてまいります。
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