「地球沸騰化」という言葉を知っていますか。これは、国連のグテーレス事務総長が昨年の記者会見で発言した「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」という言葉に由来します。昨夏は、世界でも日本でも観測史上最高の平均気温となりました。危険な暑さに、皆さんも地球の危機を感じたのではないでしょうか。
■地球温暖化抑制の鍵は「脱炭素」
地球温暖化による気候変動は、私たちの生活や生態系に影響を及ぼしています。気温の上昇や豪雨の頻発、干ばつの増加、海面上昇、生物種の喪失や生息地の変化などの影響だけでなく、人々の健康リスクの増大や貧困を助長するとも言われています。もはや「ヒトゴト」とはいえない地球温暖化を抑制するために、私たちは何をすればいいのでしょうか。
地球温暖化は地球を覆い温める温室効果ガスが増えすぎたことが原因で、中でも二酸化炭素はその代表格です。日本で排出される温室効果ガスの9割が二酸化炭素で、二酸化炭素を減らす「脱炭素」の取り組みが地球温暖化抑制の鍵となるのです。また、本市は2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロ(ゼロカーボンシティ)を目指しています。
■「ヒトゴト」ではなく「ジブンゴト」
私たち一人ひとりが、地球規模で起こっている危険な温暖化を「ジブンゴト」として考え、脱炭素行動を起こさなくてはなりません。今後、本紙を通じて具体的な脱炭素に関する取り組み情報などをお伝えします。みんなで「ゼロカーボンシティ」を目指しましょう!
問合せ:環境保全課環境政策担当
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