■花園中央公園
甲子園球場約7.1個分の広さの中に、運動広場や複合遊具施設、水辺エリアなどがあり、多くの人が利用する花園中央公園。
よく探してみると、実はいろいろな生き物がいます。
▽カワセミ
鮮やかな青色とオレンジ色の体をしています。その体の色の美しさから「空飛ぶ宝石」ともいわれています。
オスのくちばしは黒一色ですが、メスはくちばしの下がオレンジ色をしており、そこでオスとメスを見分けられます。
▽アオモンイトトンボ
胸のところが緑色から水色、腹部の先が水色の美しいイトトンボです。未熟なメスはオレンジ色をしていて別の種類にも見えます。体長3cmほどで小さく見つけにくいですが、ぜひ目を凝らして探してみてください。
▽モンシロチョウ
春から秋にかけて見られるモンシロチョウ。人間の目ではオスもメスも同じ色ですが、紫外線が見えるモンシロチョウから見ると、オスは黒色に、メスは白色に見えます。この色の違いでお互いを見分けています。
▽アメンボ
池や川の岸辺などでよく見かける昆虫です。水面を6本の足ですいすいと進みますが、体をよく見ると、胴体は水についていません。アメンボは足の先にある細かい毛が油分で包まれていて、それが水をはじくことで浮いています。
■探すときはこんなことに気を付けよう
▼服装や持ち物
生き物を探しに行くときは、天気や気温にあった服装を選び、事故やケガのないようルールを守ってください。帽子をかぶる、こまめに水分補給をするなど熱中症に注意しましょう。
▽服装
・帽子
・長そで
・リュックサックなど両手が使える入れ物
・長ズボン
・歩きやすく、底がしっかりした靴
▽あると良いもの
・カメラ(スマートフォン)
・飲み物
・メモ帳
・鉛筆やペン
・虫眼鏡や双眼鏡
・軍手
・生き物図鑑
▽注意すること
・見つけた生き物はその場で観察する
・ハチなど危険な生き物に近づかない
・小さい子どもは必ず大人といっしょに出かける
・川や用水路に近づきすぎない(中には入らない)
・田んぼや畑、空き地などに勝手に入らない
■生き物を探してみて
今回、市内のいくつかの場所を探してみると、いろいろな生き物を発見できました。普段何気なく過ごしている場所にも生き物はたくさんいます。ぜひ皆さんも熱中症対策を万全にして、市内のいろいろな場所に出かけてみてはいかがでしょうか。きっとこれまで気づかなかった新たな発見があるはずです。そして、この生き物たちが暮らしていける環境を次世代へつないでいきましょう。
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