泉南市の皆さん、健やかにお過ごしでしょうか。
CIRのカルロス、キリアン、ケント、ヨウです。
今回の日記は中国のお正月の過ごし方を紹介します。日本ではすでに新春を迎えましたが、中国のお正月はこれからです。
今年はヨウが泉南市で迎えた初めてのお正月です。この幸せをぜひ泉南市の皆さんと共有したいです。
■中国のお正月
2月10日は旧暦の元日となり、中国では「春節」と呼び新年を祝います。前夜は「除夕」と言い、一年の最後の夜を意味します。「紅白歌合戦」と同じように、私たちは「春節連歓晩会」という番組を家族みんなで観ます。
その日の晩ごはんは「年夜飯」と言って、家族そろって一緒に食べるごちそうです。おかずは地域や家庭によって違いますが、必ずあるのは魚料理です。中国語では、「魚」の発音は「余」と同じで、「年年有余」即ち「毎年ゆとりがありますように」という願いが込められています。
除夜の鐘は中国にもあります。初詣は神社ではなく、お寺に行きます。私たちは元日にお寺へ行って、お香を供えます。一番早く供えられたお香は「頭香」と言われ、一番ご利益があると言われているので、皆がいつも競って「頭香」を供えようとします。
元日の朝ご飯は地域や家庭によって違いますが、私の家では「湯圓」という黒胡麻あんの入った白玉団子が定番です。母が家族のために毎日料理を作ってくれるので、「湯圓」を作るのはいつも父や私です。
お正月の行事は他にもたくさんありますが、ここで皆さんも実践できるものを紹介します。それは「福」の字です。赤い紙に筆で「福の字を書いて、逆さにドアや壁に貼ります。逆さは中国語では「倒」と表し、到来の到と同じ発音です。福がやってくるようにという願いがこめられています。
皆さんにも福がやって来ますように。
問合せ:人権国際教育課
【電話】483-3672
■CIRの異文化理解講座!次回は中国の食文化!
日時:2月24日(土)午前11時~正午
場所:埋蔵文化財センター2階講堂兼視聴覚室
担当CIR:ヨウ
テーマ:中国の食文化
申込み:電子メールで件名に「異文化理解講座」、本文に氏名、電話番号を明記の上(【E-mail】jetcir@sennan.ed.jp)まで
問合せ:人権国際教育課
【電話】483-3672
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