■歯周病があると糖尿病が悪化する?? 11月14日は「世界糖尿病デー」
今年の「世界糖尿病デー」は11月14日です。これにちなんで今月のテーマは、糖尿病と歯周病の関係です。
○歯周病と糖尿病の厄介な関係
歯周病と糖尿病は、血糖値が高い状態が続くと歯周病が悪化しやすく、歯周病があると糖尿病も悪化しやすくなるという、お互いの病気を悪化させる“悪循環”の関係にあります。
○内科と歯科で定期的なケアを
歯周病と糖尿病は、どちらも40代以降に患者が多く、両方の病気にかかっている人も多いことが予想されます。東京医科歯科大学などの研究では、2型糖尿病(※1)を治療しヘモグロビンA1c値(※2)を下げると歯周病による炎症や歯周ポケットの割合といった歯周病の数値が改善することを明らかにしています。また、歯周病をきちんと治療・ケアすることで糖尿病も改善することが分かってきました。糖尿病の人は内科と合わせて歯科も定期的に受診するようにしましょう。
※1運動不足や暴飲暴食などの生活習慣が原因で、インスリンが出にくくなったり、効き目が悪くなる病気
※2過去1~2か月の血液中の糖分の状態を評価する指標
問合せ:健康づくり課
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