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自治体の皆さまへ

考えよう・人権

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大阪府泉大津市

人間が人間らしく生きるために、すべての人が等しく持っている権利、「人権」について考えるコラムです。

■情報社会の今、大切なこと
情報通信技術は、1990年代から2000年代にかけて急速に発展し、大量の情報が瞬時に入手できる環境の整備につながりました。さらに、個人でも使用できるインターネットの普及を皮切りに、世界中の人たちとつながることができるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)や生活に欠かせない通信手段となったスマートフォンが登場し、世の中の仕組みや人々の考え方、生活スタイル、コミュニケーション手段に至る細部にまで、私たちに大きな変化をもたらしました。
インターネットは知識の宝庫であり、検索することで簡単に世界中から情報を入手することが可能です。さらに、スマートフォンやアプリを通じて、誰でも簡単に自身の考えや意見などを発信することもできるため、情報社会で非常に重要な役割を果たしています。
世の中に提供される情報は、その信ぴょう性や正確さ、他人への配慮などが大切です。一方で、名前や顔を知られずに情報を発信することも可能であるため、事実とは異なる情報や人権を軽視した情報などが発信され、情報源として残り続けている場合もあります。
結果として、インターネット空間の中には、正しい情報だけではなく誤った情報も含めて、莫大な量の情報があふれかえっており、誤解や混乱を招く原因の一つになっている事例も散見されます。インターネットは、現代社会では不可欠な存在であり、私たちの生活を便利で豊かにしてくれます。しかし、その適切な利活用のためには、使い方の知識や誤った情報に惑わされない批判的思考を持ち、インターネットやSNS上のルールやマナー、他人を傷つけない人権感覚などをしっかりと身につけておく必要があります。
人工知能(AI)は、これまでより身近なテクノロジーとなりましたが、生成AIを用いて作成されたコンテンツが偽情報の拡散に利用されたといったニュースも増えてきています。情報を適切に把握して活用する能力(情報リテラシー)の向上は待ったなしのところまで差し迫っていると感じています。

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