予算とは1年間の収入と支出の見積りです。使い道や収入源の違いから、一般会計・特別会計・企業会計の3種類で構成されています。この予算は3月定例市議会で議決された後に成立するものです。
■予算総額 462億363万円(前年度比 -3.7%)
▽一般会計 258億6,441万円(前年度比 +5.0%)
福祉・医療・教育・道路など、市が行う基本的な事業に関する会計です。
▽特別会計 154億8,926万円(前年度比 +1.4%)
特定の事業を特定の収入によって行うため、一般会計から独立させた会計です。
国民健康保険 73億1,951万円
後期高齢者医療 12億6,977万円
介護保険 68億9,997万円
▽企業会計 48億4,997万円(前年度比 -39.8%)
民間企業と同じように、事業で収益をあげて運営している会計です。
※企業会計の予算は支出額を記載
公共下水道事業 48億4,997万円
※病院事業会計は令和5年度末をもって廃止
■一般会計 当初予算の概要
▽歳入
歳入の柱となる市税は、個人市民税において、定額減税の影響による減額が見込まれることなどにより対前年度比3.0%減の82億4,496万円を計上しています。
借金である市債は、対象経費である投資的経費は増加しているものの、臨時財政対策債(※)が大幅に減少したため、対前年度比42.0%減の2億7,520万円を借り入れる予定です。
歳入のうち、市税などの自主財源は全体の41.8%、地方交付税などの依存財源は58.2%を占めており、国や府などに依存した財政構造となっています。
(※)国が地方交付税を全額準備できない場合に、足りない分を地方自治体に借金させる形で一旦補い、後から地方交付税として交付するもの
歳入 258億6,441万円
▽歳出
令和6年度の歳出総額は、児童手当制度の拡充等による扶助費の増加や、職員数の増加、退職手当を含む職員手当等の増加による人件費の増加などにより、対前年度比5.0%増の258億6,441万円となっています。
市の借金を返済するための公債費は、過去に借り入れた臨時財政対策債などの元金返済が終了したことから、対前年度比5.1%減の16億1,873万円を計上しています。
歳出 258億6,441万円
■歳出を、行政目的に着目した「目的別」で見ると…
▽歳出の目的別構成比
・民生費
106億6,837万円(41.2%)
生活保護、子育て支援、高齢者、障害者福祉など
・総務費
71億5,794万円(27.7%)
市役所運営、防犯や災害対策、租税に関するものなど
・衛生費
20億6,717万円(8.0%)
健康推進や病気の予防、ごみ処理など
・教育費
20億5,585万円(7.9%)
幼稚園・小中学校教育、生涯学習、スポーツ振興など
・公債費
16億1,873万円(6.3%)
市債(借金)の元金・利子の返済にかかるお金
・消防費
8億7,745万円(3.4%)
消防組合や消防団の活動など
・土木費
6億4,160万円(2.5%)
道路や公園の整備、交通安全対策など
・農林水産業費 商工費
3億5,697万円(1.3%)
農業や商工業の振興など
・議会費
2億33万円(0.8%)
市議会の運営
・諸支出金 予備費
2億2,000万円(0.9%)
預金利子などの積立など
※金額はそれぞれの項目で四捨五入しているため、集計が合わないところがあります。
※予算書などの資料は、市役所1階情報交流ひろば「ふらっと」、市ホームページで閲覧できます。
問合先:行財政管理課財政担当(5階(53)番窓口)
【電話】939・1014
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