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自治体の皆さまへ

ここにこ便り No.20

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大阪府藤井寺市

~ここでニコッと笑顔になれるから、ここに行こう!~
毎年9月1日は「防災の日」
災害時の赤ちゃんの栄養についてお話します。
※防災特集(4ページ)もご確認ください。

■「ここは安心」と思えるような場所が大事!
原始時代に哺乳類は、危機が迫った時に母乳を押し出すのを一時的に止め、安全になると出る仕組みができていたといわれています。これは「今はゆっくり授乳している場合ではなく逃げろ!」というサインです。
現在も同じで、危機が迫ると「ストレスで母乳が止まる」といわれています。災害時などの状況だと落ち着いて授乳できないため、一時的に母乳の作られる量が減少し、授乳回数が減りがちになってしまいます。安心できる場所が整えば、また授乳に専念でき、母乳量も回復してきます。

■母乳を作り出すホルモンは、ストレスに敏感
ストレスを感じると、母乳を作るのを休む・調整する仕組みになっています。母乳をあげている場合には、授乳に専念できるよう、安心できる場所を用意することが特に重要になってきます。また、ミルクをあげている場合には、徹底的な衛生管理も大切です。
災害時でも、いつものやり方を尊重し、災害時前の子育てが続けられるよう、周囲の人たちは、乳児・保護者に寄り添って考え、サポートしていくことが赤ちゃんや保護者を守ることになります。

■万が一に備えよう!使い捨て紙コップで授乳!
生まれてまもない赤ちゃんも含め月齢に関係なく、哺乳瓶を使わずに、しぼった母乳や乳幼児ミルクを飲ませることができます。災害時には、使い捨て紙コップが便利です。

▽飲ませ方
(1)母のひざの上で、赤ちゃんの体を起こして座らせる。
(2)赤ちゃんの顎が胸にうまった状態にならないように、赤ちゃんの背中と首を支える。
(3)母乳、ミルクの入ったコップを赤ちゃんの下唇にそっと当てる。
(4)下唇と左右の口角が、コップのふちに触れるようにして静かにゆっくりとコップをかたむけると、赤ちゃんは口を動かして吸うように飲んだり、舌を使ったりして飲むことができます。赤ちゃんのペースで飲ませることが大切ですね。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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