知ろう学ぼう人権

39／57

■犯罪被害者を理解し、寄り添うために
もしも、自分自身や周囲の人が犯罪被害に遭ってしまったら…。交通犯罪、性犯罪、傷害などによる被害に遭う可能性は誰にでもあります。被害を受けた人やその家族は、精神的ショックや経済的困窮だけでなく心身に変調が現れることが多く、その現れ方は、時間の経過や環境の変化により様々で人によっても異なります。
また、犯罪などの被害を受けたことが周囲に知られると、心ないうわさ話などが犯罪被害者等の負担になることがあります。
「頑張って」や「早く忘れなさい」のような言葉や行為は、周りの人にとっては慰めや励ましのつもりでも、被害者にとっては逆効果になることもあります。

▽心理面への影響
・感覚や感情が麻痺する
・現実だという感覚がない
・自分が自分でないと感じる
・記憶力、判断力の低下
・自己評価の低下
・他人や社会に対する信頼感の喪失
・恐怖感、不安感、自責感、無力感、絶望感、孤独感、疎外感、屈辱感、怒り、悲しみなどを抱く　など

▽身体面への影響
・めまい、過呼吸、動悸、下痢、便秘
・不眠、悪夢
・吐き気、食欲不振　など
(※警察庁ホームページより参照)
犯罪被害者やその家族が、日常生活を取り戻すには、周囲の人たちが、被害状況を理解し、被害者に配慮した対応を心がけることが大切です。

■大阪被害者支援アドボカシーセンターでは、犯罪被害に遭われた方への相談、付き添いなどの支援を行っています。
相談電話：【電話】06・6774・6365
(月～金曜日[祝日、年末年始を除く]　10時～16時)
秘密は厳守します。相談・支援はすべて無料です。

問合先：認定NPO法人　大阪被害者支援アドボカシーセンター
【電話】06・6774・6365

問合先：協働人権課人権推進担当(1階(4)番窓口)
【電話】939・1059