■七草粥のいまむかし
蕎原の里山を歩いて春の七草を探してみましょう。今でも七草は集まるのかな。みんなで七草粥もいただきます。
日時:1月7日(日曜日)午前10時~午後1時30分(小雨決行)
場所:蕎原(七草粥は自然遊学館)
集合:府立少年自然の家下の駐車場
定員:20人(多数の場合は抽選)
費用:おかゆ代1杯200円
申込:12月24日(日曜日)までに住所(番地以下不要)・氏名(参加者全員)・学年・七草粥試食の有無を記入しメール・窓口で
※七草粥のみ食べたいかたはご連絡ください。
■遊学館生きものサポーター募集!
貝塚市の自然でどんな生きものが生息しているか、自然遊学館のスタッフと一緒に調査しませんか。詳しくはお問合せください。
対象:小学生以上(中学生以下は保護者同伴)
◆生きものだいすき!「冬尺蛾」
◯厳しい冬を生きる
12月、生きものの気配が感じられなくなります。なんだか寂しい冬の初めですが、この時期をねらって生活している冬尺蛾(ふゆしゃくが)をご紹介します。名の通り、冬に活動するシャクガ科の仲間の総称です。
初夏に土の中で蛹(さなぎ)になり、寒くなったこの時期に羽化します。あえて寒い時期に活動しようとする根性も大したものですが、興味深いのはそれだけではなく、口が退化していて何も食べられません。寒い中で飲まず食わず、それでも羽化から1週間ほど生きます。どこまでも気合が入っている?実は水分を取り入れると寒さで体が凍ってしまうのかも?いえいえ、フユシャクガの体にはグリセリンが含まれているので、凍ることはないそうです。また、雄と雌が別種にしか見えないほどに姿が違います。雌は翅(はね)が退化していて飛べません。ぽってりとした体に細長い脚で動きは素早く、英語ではスパイダーモス(蜘蛛に似た蛾)とよばれているのも納得です。お尻からフェロモンを出して雄をよび、交尾して世代をつなぎます。
彼らに会いたくなったかた、寒さに負けず探しに行ってください。寒くて暗くて泣きそうになる冬の夜、彼らは命尽きるまで、次の世代を残そうと懸命に生きています。冬にもたくさんの命が潜んでいますよ。
問合せ先:自然遊学館
【電話】072-431-8457
問合せ先:自然遊学館(火曜日休館)
【電話】072-431-8457
【メール】shizen.desk@icloud.com
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