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自然遊学館

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大阪府貝塚市

■秋山川 水の生きもの調べ
近木川の支流となる秋山川で、トンボのヤゴなどの水生昆虫や川にすむ生きものを調べてみましょう。
日時:4月27日(土曜日)午後1時~3時(雨天中止)
集合:少年自然の家の下の駐車場
対象:小学生以上(中学生以下は保護者同伴)
定員:15人(多数の場合は抽選)
協力:少年自然の家
申込:4月21日(日曜日)までに住所(番地以下不要)・氏名・学年を記入しメール・窓口で

■生きものだいすき!
◯生きた化石「ムカシトンボ」
「固有種」という言葉をご存じですか?固有種とは特定の国や地域にしか生息・生育・繁殖しない生物学上の種です。日本は、およそ陸上にすむ哺乳類の4割、爬虫類の6割、両生類の8割が固有種で、その割合が高いことが特徴です。
今回ご紹介するムカシトンボも日本の固有種で、ムカシトンボの仲間は、地球上にたった3種しか生息していません。日本以外はヒマラヤのヒマラヤムカシトンボと中国東北部のチャバラムカシトンボのみです。原始的なトンボの特徴をもち、ジュラ期の残存種と考えられ、「生きた化石」ともよばれています。
北海道から九州の山間部、水のきれいな渓流域に生息しており、幼虫(ヤゴ)の期間は驚きの5~8年!お尻から水を噴出させて泳ぐことはできず、石の裏にしがみついて暮らし、ゆっくり育ちます。4月から6月に成虫になりますが、幼虫は羽化の1カ月ほど前から陸上に上がって暮らします。ムカシトンボはトンボの常識にあてはまらないユニークな種であることがわかります。
日本にはこんな個性豊かな固有種がたくさん暮らしています。日本は南北に長く、気候変動などから逃れるための移動が可能で、それが生物多様性の高さの一因ではないかともいわれています。すべての生きものは長い時間をかけて、絶妙なバランスの上で生きています。どうすれば日本の、地球の宝である大切な生きものを守れるのか、だれもが考えることのできる時代になるとよいですね。

問合せ:自然遊学館
【電話】072-431-8457
【メール】shizen.desk@icloud.com
火曜日休館

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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