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変形性膝関節症に対する再生医療

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大阪府貝塚市

最近、新聞やテレビの広告(切らない膝関節痛の治療など)で変形性膝関節症に対する再生医療のことが出ています。再生医療としてはiPS細胞を使った治療が有名ですが、膝関節については患者さん自身の血液(血小板)や脂肪を活用した治療です。一般的には採血した血液から作製したPRP(多血小板血漿)を膝関節内に注入します。血小板には「血液を凝固させる働き」と「組織の修復に関係する働き」があり、これによって自己防御力を保ち、自分自身を治すことができます。そのため血小板を多量に含んでいるPRPを傷んでいる部分に注入することで、もともとある修復力を高める治療法です。これにより炎症を抑え痛みを緩和し病状の進行を抑制することを目指します。膝関節症以外にも肉離れや腱炎などのスポーツ障害にも行われています。
治療効果は個人差があり、進行例では効果は期待できません。自身の血液を使うため副作用は少ないですが、費用は保険が適用されない自由診療のため治療費の負担(数万円~数十万円)が大きくなります。最近はこの治療法を行っている医療機関も増えてきましたので、希望される方は医療機関(主に整形外科)でご相談ください。

問合せ先:貝塚市医師会
【電話】072-423-4130

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