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【クローズアップ 1】人権特集 私にできること(2)

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大阪府高槻市

■何ができるか考える
「自分たちがもし避難所で生活することになったら」を考え、そこで起こる問題や自分にできることを、中学1年生の4人に考えてもらいました。

▽私たちが考えてみました
左から 中島大輝さん、平井旺士朗さん、藤原璃唯菜さん、新部莉都さん
※詳しくは本紙をご覧ください。

Q 避難所生活を想像してみてほしい。どんなことに困る?
新部:隣の人のいびきかな。ぐっすり寝られないのはつらいかも。
中島:それに赤ちゃんとかもいたら、泣き声で眠れないと思う。
藤原:そうやんな。疲れていると思うし休みたいのに休まれへん。
平井:僕も一緒。慣れない所で知らない人も多くて不安で疲れていると思う。
中島:空腹も耐えられへんかも。
平井:ご飯食べないと元気出ないけど、避難所にご飯あるかな。

Q 自分以外に困っている人はいるかな?
藤原:赤ちゃんをあやしてるお母さんも、しんどいと思う。
新部:赤ちゃんは泣くのが仕事なんやから仕方ないやんな。みんなが我慢するしかないんかな。
平井:じゃあお母さんと赤ちゃんが避難したら、ブルーシートで仕切りをつくるとか、別の部屋を用意するとか?

Q 他にはどうかな?
中島:多分すごく不安になってパニックになる人もいると思う。
平井:僕もそう思う。家族がそろっていないかもしれないし。家がどうなっているかも心配やし。
新部:不安に耐えられなくなる。
藤原:パニックで大声出したり、泣き出したり。
新部:あと、ペットを連れてくる人に困る人もいると思う。避難所でアレルギーの人もいるし、鳴き声もするし。
中島:でも家にペットだけ置いてくるわけにもいかない。飼っている人にとっては家族みたいなものやし。
平井:避難所の体育館や教室の中に入れると大変やから、ペットは屋外で暮らすことになるんかな。

Q どうしたら解決できる?みんなは何ができるかな?
中島:困っている人には誰か付き添ってくれる人が必要。お年寄りとか、目が見えない人とか、少し安心できるかも。
藤原:不安な人には話を聞いてあげたり、お母さんには代わりに赤ちゃんをあやしたりとか。あとはできないことを誰かが助けることかな。
新部:障がいのある人や病気の人を優先する。トイレも時間がかかると思うから先に行ってもらったらいいと思う。
平井:家族と離れ離れになって不安な人には、携帯電話を貸してあげる。
新部:英語を勉強しているし、もし外国人で日本語が分からない人がいたら通訳する。あとお話するのは好きやから話し相手にもなれる。
藤原:アレルギーとかでご飯が食べられない人がいたら、食べられるものを作ってあげたり、事前に用意しているものを渡したり。

Q 実は今考えてくれたことは、普段の生活でも同じことだね。もしクラスメイトが困っていたらどう?
新部:1人で悩んだり困ったりしていたら声を掛けると思う。
中島:僕もできることがあれば、手伝ったり、話を聞いてあげたりする。
藤原:普段から仲良くなっておくのも大事。何かあったときにすぐに気付くし、声も掛けやすくなるから。
平井:相手の気持ちを分かろうとする。それに自分たちで助け合うことが大切だと思う。

□悩んだこと
(1)不安でパニックに。周りの人はどうすればいい?
(2)事情のある人は避難所を区分けした方がいい?
(3)赤ちゃんがいる家族に私は何ができる?
(4)過ごしにくくても我慢するしかない?

□気付いたこと
(1)手伝ったり話を聞いてあげたりする
(2)助け合い、相手の気持ちを分かろうとすることが大事
(3)お母さんの代わりに赤ちゃんを見てあげる
(4)悩んだり困ったりしていたら声を掛ける

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