■市内の学童を紹介
子どもたちは学童でどのように過ごし、施設はどのような思いで保育に取り組んでいるのでしょうか。市内の学童を取材しました。
▽学童選び3つのポイント
(1)生活圏内にある学童を知る
(2)学童でカバーしてほしい要素を考える
(3)気になる施設は気軽に見学してみる
◆Case 公立
柱本学童保育室
○通い慣れた学校の中で仲間と共に成長
同じ学校のいろんな年齢の友達ができるのが公立の特色です。学校の中にあるので移動の時間も少なく、保護者にとっても安心だと思います。
学童は、大勢の子ども達と一緒にいろんな体験をして、みんなで強くたくましく成長していける場所ですよ。
指導員 杉本眞己子さん
・勉強後の自由遊びは、パズルや工作など好きな遊びを楽しむ。学校の運動場でボール遊びができるのも公立ならでは
・公立学童は合同研修や人事異動もあり、経験豊富な指導員が多いのが特徴。杉本さんは、指導員歴35年のベテラン
・夏休みには、警察の防犯教室に参加することも。帰り道や留守番時の注意点を学ぶ
「パズルの本を見ながら、作るものを決めて、友達と作るのが楽しい」
◆Case 民間1
さくらキッズハウスcozy高槻西
○学校や習い事にも送迎 忙しい親をサポート
子どもたちが協力し合って進めるレクリエーションなどを大切にしていて、優しさや思いやりの心を育むような指導をしています。
忙しい保護者をサポートしようと、希望者には、学校・自宅だけでなく、習い事への送迎も対応しています。
保育責任者 渋谷莉奈さん
・3階建ての一軒家で、自由に過ごす。勉強するときはみんなそろって真剣に
・みんなで協力しながら進めるおやつ作り。市内に4室ある系列施設間の交流遠足も、子どもたちの楽しみの一つ
「みんなで一緒に作って楽しかった。学童はいつもみんながいて、安心できる場所」
◆Case 民間2
Switch!Afterschool清水校
○運営はバスケ教室 延長保育で習い事も
近くに認定子ども園があって、上の子と下の子を近くで預けたい保護者にもおすすめです。
保育では、ルールはあえて少なく。先に宿題をするのか遊ぶのか、子どもたちが自分で考え、指導員はその判断を手助けする保育を心がけています。
支援員 尾崎夏希さん
・子どもたちは自分でその日のスケジュールを考えて行動。みんなで近隣の公園に遊びに行くこともしばしば
・勉強をするときは2階へ。1階の遊びの部屋と分けているので、高学年の子どもたちも集中して勉強
・延長保育でバスケットボール教室にも参加できる。バスケットボール教室を運営する会社が母体のSwitch!ならでは
「学童はみんなの集合場所。みんなで出かけた遠足が楽しかった」
◆Case 民間3
マルちゃん学童保育室
○保育園が開業した学童食事・おやつは手作りで
津之江町で約50年続く保育園が開室した学童。広い和室もあって、自宅のような生活空間で自由にくつろげる雰囲気が特徴です。
希望者に提供しているおやつ・昼食・夕食は手作りが中心で、子どもたちが食事を楽しめるメニューにしています。
施設リーダー 丸山毅士さん
・保育園を卒園した保護者から、民間学童を求める声が多く寄せられ、津之江地域待望の民間学童として昨年開室
・玄関とリビングにモニターを設置。入退室時には、子どもの顔写真付きで保護者に通知が届くなどICT設備も導入
・ある日の献立…手作り焼き餃子・ビーフン・中華スープ・3時のおやつ
・3階の和室では、軽い運動遊びも
「みんなとワイワイ過ごすのが楽しい。月1回の野外活動も楽しみ」
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