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【クローズアップ1】ほどよい子育て(1)

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大阪府高槻市

愛情をいっぱい注ぎたいし、きっちりしつけもしたい。でも余裕がなくて、つい感情的になって子どもにあたってしまうこともあるー。
子育て総合支援センターでは、このような子育てのさまざまな悩みを伺っています。今号では、保護者が余裕をなくして、自分を追い込んでしまわないための、ほどよい子育てについて考えます。

■個性を大切に、見守るくらいの子育て
・こうあるべきと決め付けない
・何でも親が先回りしない
・子どもの気持ちに寄り添う
子育て総合支援センター 心理職
岩井由佳さん

○理想と違っていてもいい
周囲の子育てやSNS、ハウツー本を見ていると、「子どもはこうあるものだ」「こうあってほしい」と思う人はいるかもしれません。でも、子どもは一人一人違うものです。親と顔や性格が似ていても、得意なことも違えば、望んでいることも違います。環境や文化も変化しているので、親が自身の経験から「この子育て方法が良い」と思っていても、その子に合わないこともあります。
子どもの成長が親の理想と違っていても、理想に合わせようとするのではなく、その子の個性を大事に育てていきたいですね。こうあってほしいという親の気持ちを優先していないか、考えてみてはどうでしょう。

○次もまた頑張る、を育む
失敗させたくないなどで、親が先回りしてしまうことがあります。それでは時として子どもの自主性が失われてしまう可能性があります。
もしかしたら、不安に感じているのは親の方かもしれません。結果だけじゃなく、「次もまた頑張ろう」って思えるように、子どもの気持ちを大事にしてみてください。
本人がどうしたいのか、どうなりたいのかという思いを受け止めて、見守るくらいの子育てがちょうど良いのだと思います。

◆ホッとする時間も大切
こうあるべきと決め付けない何でも親が先回りしない子どもの気持ちに寄り添う核家族になって、親子だけで過ごす時間が増えました。プレッシャーの中で、忙しく頑張っている保護者も力を抜いてホッとできる時間が大切です。心のゆとりがないと子どもの話も聞けないですし、イライラしてしまうこともあるかもしれません。
そのようなときは抱え込まないで相談してほしいなと思います。

◆相談窓口
□カンガルーの森(子育て総合支援センター)
・児童家庭相談(不安など)
【電話】686-5431 月~金曜9:00~17:15※
・子育てスマイル相談室(子育て全般)
【電話】686-5055 月~金曜9:00~17:00※

□児童相談所虐待対応ダイヤル
【電話】189 24時間365日

□府吹田子ども家庭センター
【電話】06-6389-3526 月~金曜9:00~17:45※
【電話】072-295-8737 上記以外の時間

※祝日、年末年始を除く

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