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【クローズアップ1】健康でいきいきと暮らせるまち(2)

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大阪府高槻市

■医療体制 Healthcare System
○全国に誇るべき医療体制
高槻市は、人口10万人当たりの医師の人数が431.8人と全国で10番目に多いまち。医療施設が市内に数多くあり、日常的な健康管理から高度医療まで切れ目のない医療体制が整っています。

「健康医療先進都市たかつきの特徴を3つ紹介します」
健康医療政策課 谷口雄亮さん

(1)豊富な「かかりつけ」
市内には、「かかりつけ」となる病院、医科・歯科診療所(クリニック)が約500施設、薬局は約170施設もあります。
健康について何でも相談でき、必要なときには専門の医師・医療機関などを紹介してくれる身近で頼りになる「かかりつけ医」を見つけやすい環境です。健康な生活を送るため、歯科や薬局も「かかりつけ」を持つことが重要です。

(2)専門的検査・治療
かかりつけ医を後方支援する「地域医療支援病院」が5施設あり、全国の中核市の中で1番多いです。住み慣れた地域で専門的な検査や治療を受けられる医療体制が整っています。
▽市内の地域医療支援病院
社会医療法人愛仁会 高槻病院
社会医療法人仙養会 北摂総合病院
高槻赤十字病院
社会医療法人東和会 第一東和会病院
社会医療法人祐生会 みどりヶ丘病院

(3)先進的な高度医療
大阪医科薬科大学病院は一般の病院では実施が難しい手術や先進的な高度医療を提供できる「特定機能病院」です。同敷地には教育機関(大学)に附属する国内唯一のBNCTの臨床施設「関西BNCT共同医療センター」が設置され、ホウ素と中性子の核融合を利用した次世代のがん治療法「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」の臨床と研究を行っています。

高槻市域には、豊富なかかりつけ医や、かかりつけ医を専門的検査・治療などで後方支援する地域医療支援病院、高度医療を担う特定機能病院の3つの機能がそろい、右図のように連携・協力して、切れ目のない医療体制を構築しています。
「健康医療先進都市たかつき」を支える各医療機関の役割を理解し、「かかりつけ」となる医科・歯科診療所、薬局などを持ち、気になることは、まずは「かかりつけ」に相談しましょう。

▽市民を支える医療体制のイメージ

■救急医療 Emergency Medical Care
○全ての段階の救急医療を備える
救急医療機関は、重症度や緊急性に応じて、軽症の初期(一次)救急から、二次救急、三次救急の3段階に分けられます。高槻ではこの3段階全てが市内にそろい、24時間365日体制で命を守る医療が提供されています。

「いち早く現場に駆け付け市民の命を守ります」
市消防本部救急課 木村誠一さん

(1)休日も夜間も対応
初期救急を担う「高槻島本夜間休日応急診療所」では、関西で唯一、365日体制で夜間から早朝にかけて内科、小児科、外科を診療する体制を整備しています。また、同診療所は令和5年4月に八丁西町の新施設に移転。診療待ち人数を確認できるシステムや、入退出がスムーズなゲートのない駐車場を備えています。

(2)ドクターカーの運用
三次救急医療機関の大阪医科薬科大学病院と連携し、心肺停止状態などの重篤な症状と思われる通報に対して、医師が救急車に同乗する「特別救急隊(ドクターカー)」を運用。医師の管理下でいち早く治療などが開始でき、救命率の向上や予後の改善が期待できます。

(3)市内搬送率がほぼ100%
救急車が現場から病院に到着するまでの時間は府内平均より約5分短く、市内搬送率(傷病者を市内の医療機関に搬送する割合)は100%近い値(全国平均は約83%)を誇っています。住み慣れた地域の医療機関で治療が受けられ、本人や家族の負担も軽減され安心感につながっています。

救急医療のうち、軽症な患者に対応する初期(一次)救急では、「高槻島本夜間休日応急診療所」が365日体制で診療にあたっています。症状の重い患者に対応する二次救急では、地域医療支援病院(左ページ)5施設を含めた11カ所が対応。これは北摂地域で最多を誇っています。また命に危険のある重篤な患者に対応する三次救急では、救命救急センターとして大阪医科薬科大学病院が、小児患者の受け入れに対応する小児救命救急センターとして高槻病院が、その役割を担っています。

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