■淀川が氾濫する⁉
もし、淀川が氾濫するほどの大規模災害が高槻で発生しそうなとき、あなたはいつ、どこに避難しますか?そのときにはすでに芥川や女瀬川、檜尾川などの氾濫や、土砂災害など、複合的な災害が発生している可能性があります。いざというとき、迷わないように、事前に取るべき行動を確認しておきましょう。
※このチャートでは、日本のはるか南で台風が発生・北上し、約1週間後に高槻を含む近畿地方に大規模水害・土砂災害が発生する危険が高まったと想定。ただし実際の災害状況とは異なりますので、必ず気象情報を確認し、早めの行動を取るようにしてください
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「避難」とは難を避ける行動のこと。避難所に行くことだけが避難ではありません。今号で同時配布しているリーフレット「淀川の氾濫に備えて」を合わせてご覧いただくと、もっと理解が深まりますよ。ぜひ自宅に保管して、定期的に確認してください
危機管理室 黒田政時さん
[チャートでチェック]
事前に確認
【平常時】
◆CHECK1 ID:004004
▽ハザードマップを確認自宅の災害リスクはどう?
自宅の災害リスクをハザードマップで調べてください。特に外水氾濫や土砂災害の恐れがある場合は、安全な場所への避難が必要です。
※災害時は停電やアクセス集中でインターネットが使えない可能性があるので、できるだけ紙で保管を。手元にない人は市ホームページからダウンロードまたは下水河川企画課【電話】674-7432へ
・浸水の恐れのない地域でむやみな屋外避難は危険
台風接近時は、暴風に気を付けましょう。看板などの飛来物で、けがをする恐れもあり、外に出ることがかえって危険な場合があります。気象状況に応じて、適切な避難行動を取ってください。
※土砂災害特別警戒区域内の住宅を対象に、「移転」と「補強」の一部補助があります。(本紙40ページに関連記事)
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【淀川氾濫の5~3日前】
◆CHECK2 ID:077353
▽避難先の確認や備蓄品の確認はできていますか?
避難先までのルートを確認してください。また非常持ち出し品や備蓄品を確認してください。
◆CHECK3 ID:004007
▽自宅周辺の水害対策はできていますか?
自宅の被害を軽減するため、事前に窓の補強や土のうの準備、側溝の掃除を行ってください。
◆CHECK4
▽家族や近隣に要配慮者がいますか?
高齢者、障がい者、妊婦、幼い子どもなどは特に早めの避難が必要です。家族や近隣にいるときは声掛けをしてください。
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避難行動
【淀川氾濫の3~1日前】
◆CASE1 3~2日前
▽早めの避難行動を開始する
淀川氾濫の可能性が高まれば、市から「大規模水害・土砂災害のおそれ」を発表。親戚や知人宅、ホテルなどへ早めの分散避難、または市が開設する避難所へ避難を検討してください。
⇒本紙12ページへ
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◆CASE2 2~1日前
▽避難指示で危険な場所から全員避難 [警戒レベル4 避難指示]
市から警戒レベル4「避難指示」が発令されたら、徒歩か市営バスによる避難者輸送で避難を開始してください。
⇒本紙13ページへ
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◆CASE3 2~1日前
▽条件が合えば在宅避難も選択肢に
一定の条件が整えば在宅避難も可能です。長期間孤立する恐れがあり、対応できる備えが必要になります。
⇒本紙14ページへ
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◆CASE4 1日前~最中
▽逃げ遅れたらできるだけ高い所へ [警戒レベル5 緊急安全確保]
淀川の氾濫が迫り、逃げ遅れた場合など、とにかく命を守るためにできるだけ高い所へ避難してください。
⇒本紙15ページへ
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