■CASE1 安全な場所へ分散して避難 親戚や知人宅、ホテルなど
「危険な場所から早めに離れる」
○親戚や知人宅へ
一番安心なのは、浸水の恐れのない地域に住む家族や親戚、知人宅に身を寄せること。ただし、避難が長期にわたる可能性もあります。貸し借りが難しい物はできるだけ持っていくようにしましょう。
○ホテルや旅館へ
浸水の恐れのない場所にあるホテルや旅館など、宿泊施設に避難することも選択肢の一つ(自己負担が必要)。施設のある地域のハザードマップも確認し、安全であることを確かめておきましょう。複数の候補をあらかじめ調べておくと安心です。
○風雨が強くなる前に早めの行動
避難をすると決めたら、早めの行動が最も重要です。避難するのは時間がかかります。必要な物品をまとめ、早めに出発しましょう。移動は電車やバスなどの公共交通機関が運休する前に。
●Advice
・要配慮者がいる場合はより早めの行動を意識して
自力での避難が困難で、避難に時間のかかる高齢者や障がい者などは、早めに避難を開始してください。また、いざというときに協力し合えるよう、日頃から近隣の人とコミュニケーションを取り「顔の見える関係」を作っておきましょう。
(1)早めに準備・行動
とっさに行動するのは難しいもの。気象情報などを確認し早めに準備してください。遅れるほど危険が高まります。家族や近隣の人にも声を掛け合い、行動を始めてください。
(2)選択肢を限定しない
避難先を決めておくことは重要ですが、それが難しい可能性もあります。複数の選択肢を持っておきましょう。
■CASE2 開設する避難所へ 徒歩か公共交通機関で
「車はNG 経路も注意」
○持ち出しは最小限にして 原則徒歩で避難
市が指定している避難所は浸水の恐れのない地域で開設されるため、淀川氾濫の恐れがある場合、南部の地域から多くの人が避難することが予想されます。避難時には必ず徒歩か市営バスによる避難者輸送を利用して避難してください。
また持ち出し袋が重たいと、移動が大変です。借りられないものを中心に必要最小限に厳選してください。
○自家用車での避難は控えて
警戒レベル4「避難指示」が発令されたら、自家用車での避難は控えてください。緊急通行車両が通る際の妨げとなり、大渋滞の原因にもなります。また浸水すれば車両が故障し大変危険です。
○避難ルートも要チェック 地域で助け合おう
徒歩で避難するときに注意が必要なのは、避難経路です。風雨が強くなると、普段通る道でも安全とは限りません。川沿いや地下歩道などは避け、できるだけ広い道を選ぶなど、事前にルートを確認してください。
また、単独行動は避け、近所の人と集団で行動し、助け合って避難しましょう。
●CHECK
・感染症リスク高まる できるだけ各自で対策を
避難所は多くの人で混雑し、また避難者の疲労も蓄積するため、感染症まん延のリスクが高まります。体調管理に気を付け、感染対策を取るようにしてください。
□体調管理
・いつも以上に体調管理
・不調時はためらわず申し出る
□マスクや手指消毒
・基本は手洗いと手指消毒
・マスク着用
□十分な水分補給
・夏は熱中症リスクも回避
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