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【3.自信を育む新スポーツ】
おなじみのなわとびは、「ジャンプロープ」と呼ばれる競技スポーツでもある。
そのひとつが2本のロープを使って跳ぶ「ダブルダッチ」。
競技人口はまだ少ないが、日本は世界トップレベルなのだそう。
ダンスやロープの回し手など、だれでも得意なことで輝けるのが魅力という。
◆跳ねて、楽しい、カッコイイ!ヒーローになる体験が前向きになる力につながる
元世界チャンピオンでもある田中さんは3年前に高槻で子ども向けのスクールをスタート。ダブルダッチにはさまざまなジャンルがあるが、ダンスやアクロバットをするパフォーマンスに特化した指導を行っている。
大なわとびのような簡単な跳び方から始めるので、体を動かすのが好きな子はもちろん、運動が苦手な子でも気軽に参加。動きが身につくにつれて楽しくなり、表情や動きが堂々としたものへと変わる。大切なのは自己肯定感を育むこと。跳ぶ以外にも、ロープの回し方や演技力など、自分の得意なことや役割を見つけて輝けるのもダブルダッチの魅力だ。「みんな違っているほうが素敵で、みんながヒーローになれるんだってことを、子どもたちには伝えています」と田中さん。ダブルダッチじゃなくてもいい。夢中になれることや場所を見つけて、小さな成功体験を積み重ねることで子どもの可能性は花開く。ヒーローになった自信は、困難を乗り越える力になるはずだ。
・「高槻ダブルダッチスクール」代表の田中有樹さん。「学校とは別の仲間たちと一緒に一人一人が輝き、ヒーローになれる子を増やしたい。ダブルダッチで高槻を盛り上げたいです」
◆これもおすすめ!スポーツand文化の体験イベント
○合同スポーツ体験教室
毎年5月に総合スポーツセンターで開催される小学生向けのイベント。20種目以上のスポーツを体験でき、興味があるスポーツを見つけるのにおすすめ。10月にはパン食い競争や多様なスポーツに親子で挑戦できる「高槻市民スポーツ祭」も。
問合先:高槻市スポーツ団体協議会
【電話】072-677-2285
○こども文化祭
子どもが文化に興味を持つきっかけをと、毎年10月ごろ、高槻城公園芸術文化劇場で開催。今年はバレエやいけ花、琴などの体験や、合唱、クラシックなどの鑑賞プログラムを予定。8月には家族で楽しめるイベント「オープンデーふらっと♪TAT」(詳しくは本紙32ページ)も。
問合先:高槻城公園芸術文化劇場
【電話】072-671-1062
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