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ー新年をむかえてー 「命の大切さを、平和な世界を…」 -人権コラム-

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奈良県 三宅町

2024年を迎えました。新たな年の始まりに、皆さんは何を思われますか?お正月には「明けましておめでとうございます」と挨拶することが多いですが、一体何が「めでたい」のでしょうか。昔は「数え年」と言い、誕生日ではなく、お正月が来るたびに全員が一斉に1つ歳をとったそうです。お正月に新たな年神様を迎え、お互いに、今こうして生きていることに対して「おめでたいこと」と、感謝してきたのでしょう。
命は誰にとっても、かけがえのない大切なものです。「人権」を言うときに、自他の「命を大切にする」ということは必須条件です。その上で、さらに、単に生きているということだけではなく、人権が守られ、さらに、「人権が大切にされている」ことが必要です。差別・暴力・いじめ・虐待などのない社会を、お互いの力を合わせて築いていきたいです。
世界の情勢をみると、悲惨な戦争で多くの人々の命がどんどん失われていっています。「基本的人権の尊重」どころか、今の命さえもいつ奪われるか分からない極限状態にある方がたくさんいます。家族を失い、子どもなどの弱い立場の人からどんどん犠牲になっていく戦争の状況に心が痛むばかりです。もし自分がそこに居たら、どんな思いをすることでしょう。爆弾やミサイル、略奪や暴力、想像を絶する状態だと思います。一刻も早い停戦、そして平和を心から望みます。
日本では、外国のような命を奪い合う戦争はありませんが、人権に関する事件で追い込まれて自殺したり、傷付いたり、また、事故や事件で命を奪われる例が今も続いています。誰にとってもかけがえのない命が守られ、大切にされるように「人権が尊重され」その上で「豊かな人権文化がひらく」ように、お互いに努力し「命の大切さ、平和の大切さ」をもっとしっかり確かめ合える2024年の始まりにしたいと思います。

問合せ:教育総務課(文化ホール内)
【電話】0745-44-2210

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