2月4日、25日の2日間、「子どもたちの声を大人に届けよう会議」が開催されました。
小学生5年生から中学3年生までに案内したところ9名の子どもたちが参加してくれました。
三宅町は、「子どもたちは未来からの留学生」として、子どもたちが活躍する10年後、20年後の将来を意識して、これからの教育を進めていくことを考えています。そのため、この会議の結果を踏まえて、三宅町の教育の方針を定めた教育大綱を改訂していきます。
■子どもたちへのアンケート結果
この会議だけでなく、三宅小学校の5・6年生と式下中学校の生徒にアンケートへの協力をしてもらい、子どもたちの考えや想いを教えてもらいました。
アンケートの内容は、「子どもたちは未来からの留学生」というテーマはどう思うか、学校・家族やまちの大人にどうしてほしいか。そして、自分自身はどのような大人になりたいかなど。
先生に対しては、「このままでいい」「みんなに公平な先生であってほしい」「相談を聞いてくれる先生がいい」という意見。家族には、「いまのままがいい」「自分の夢を応援してくれる」「優しく話を聞いてくれてる」などの回答がありました。
○アンケート分析結果
※「あなたは、どんな子どもでいようと思いますか?」の回答をAIで分析しました。
※より多く回答されているキーワードが、大きく表示されています。
※詳しくは、本紙をご覧ください。
■子どもたちの願い
会議2日目の2月25日の会議では、大人との対話をとおして、「三宅町に住む人たちがこんなふうになればもっと住みよい町になる」という考えをまとめました。
最初は緊張していた子どもたちも、積極的に意見を出し合い、次のように考えをまとめて、発表してくれました。
○子どもたち
そのままの自分を大切にします。いじめや差別をせず、他人の意見を大切にし、悩みは一人で抱え込まず、誰にでも優しく接します。何事にもチャレンジし、毎日を楽しく元気で過ごし、人を思いやれる大人になって未来へ帰っていきます。
○おうちの人へ
私たちは未来からの留学生です。まだここにはない未来を生きていきます。
お父さん、お母さんの理想ではなく、自分の夢を描く姿を応援してください。興味があることに没頭させてください。挑戦のための道具や、やる気が出る言葉がほしいです。一人で試行錯誤する時間を大切に見守ってほしいし、学校で教えてもらえないことを教えてほしいです。
私たちの夢や可能性を信じてください。それが家族みんなの未来の幸せにつながるはずです。
○学校の先生方へ
優しく楽しい先生でいてください。そして、たくさん相談にのってほしいです。悪いことをした時は、わかるように、きちんと叱ってください。
私たちは教科書の内容を学ぶだけでなく、工夫されたわくわくできる授業を求めています。たくさんの先生方と勉強以外のいろいろな話をしたり、みんなで一つのことを計画して創り上げる時間を増やしてください。楽しい学校にしてください。
○大人のみなさんへ
子どもの意見を聞いてくれる大人でいてください。
困った時に助けてくれる優しい大人でいてください。そのために、まず何も言わずに話を聞いてください。でも、相づちはうってほしいし、話を聞き終わってから意見をください。
子どもたちの身近な存在であり、堅実な大人でいてください。子どもに求めることは大人が手本となって見せてほしいです。
私たちは大人を信じています。
■三宅町教育相談室G-LOVE(ぐらぶ) OPEN
子どもや保護者が相談できる場所、子どもがゆっくり学べる場所がMiiMo3階にオープンしました!いつでも気軽にご相談ください。
場所:三宅町交流まちづくりセンターMiiMo3階
【電話】0745-44-3079
問合せ:教育委員会事務局(文化ホール内)
【電話】0745-44-3079
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