■福西議員
問:「健康寿命の延伸」について
健康で長生きしたい、これは誰もが願うことで全ての人にとって「幸せの源」と言えます。
単に長生きするという寿命の長さではなく、健康で生き生きと暮らせる期間である「健康寿命」という言葉が使われるようになってきているのは、そうした認識が社会全体に広く浸透しているからだと感じます。
全ての人が元気に活躍し続けられ、できる限り健やかに生活が送れるよう、予防・健康づくりを強化することにより「健康寿命の延伸」を図ることは極めて重要であります。
本村においても様々な健康づくりの活動を進められております。
「第4次上北山村総合計画」における健康づくり支援対策では、「各種がん検診事業・生活習慣病予防教室」の実施、さらには「高齢者筋力向上トレーニング事業」「声かけ訪問事業」の事業概要などを確認しました。
また「上北山村高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画」では、あらゆる村民が役割を持ち、支え合い、自分らしく活躍できる地域コミュニティを育成しながら暮らすことのできる地域共生社会の実現をめざした、素晴らしい計画であることも確認させていただきました。
そこで2点お伺いします。
(1)健康寿命を延ばすことを目的に、一次予防として「生活習慣病の予防」、二次予防として「病気の早期発見」など、主な取り組みの現状と課題は認識できましたが、さらなる健康寿命の延伸を目指し、三次予防として検診結果を活用した「疾病の治療・重症化予防・合併症の発症予防」なども取り入れた、健康増進計画が必要と考えます。
加えて、その計画における実施率・受診率の目標設定、ポイント制度の設定と活用など、その目標に対する進捗状況・中間評価を行い、見直しの必要性が生じた場合は随時見直すなど、取り組みの達成状況の見える化を進め、さらに健康寿命の延伸に向けた対策が必要と考えますがご見解をお伺いします。
(2)高齢になって筋力や活力が衰えていくことをはじめ、精神心理や社会性が低下し介護が必要になる一歩手前のことを指す「フレイル」が健康寿命の延伸を図るための重要なキーワードとしてあり、適切な予防を行うことで要介護状態に進まずにすむ「フレイル対策」の重要性が近年注目されております。
「社会参加・栄養・運動」という3つのポイント、さらには啓発活動という観点を踏まえて、フレイル予防策を強化していく必要があると考えいますが、これまでの取組の評価と、今後さらに力を注ぐべき取組についてお伺いします。
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