■森で育む「子どもの笑顔と、きなりライフ」
▽関係人口を始めとする定住・転入の促進として
・空き家コンシェルジュと連携を図りながら、空き家の利活用の促進を図ります。また、きめ細やかな情報が空き家所有者や移住希望者に届くよう出張相談会や、移住希望者への物件情報をサイトにより紹介していきます。また、補助制度(整備及び取得等)を引き続き実施し、空き家の活用を通した空き家解消と定住促進に取り組みます。
・遊休施設となっていた旧保育所については、昨年より「一般社団法人つちのこパーク」と奈良国立大学機構奈良女子大学の「下北山エクステンションセンター」が事務所を構えたことから、今後も施設を活用した催しや学生との交流による地域活性化に努めていきます。
・移住体験交流施設「むらんち」の利用促進と、下北山村の暮らしと関わりを届けるポータルサイト「きなりと」の情報発信を通じて、移住促進及び関係人口の創出を引き続き継続していきます。
▽新しい時代の流れを力にする関連では
・下北山村の魅力等の情報発信については、引き続きフェイスブック及びインスタグラム等、SNSなどを活用する他、ラジオ放送FMやまとの「きなりと下北」や「貞子村巡り」の公式アプリを活用するなど、関係団体(下北山スポーツ公園及び一般社団法人つちのこパーク)と連携して情報発信に努め、村の魅力を村外に伝え認知を高めていきます。
▽結婚・出産・子育てを地域で支える支援として
・一般不妊治療に加え生殖補助医療(体外受精を始めとした新たな不妊治療)、及び不育症治療(2回以上の流産等を繰り返し子どもが持てない方への不妊治療)を受けている方への補助を実施し、子どもの出産を希望するご夫婦を支援していきます。
・妊娠期から出産・子育てまで一貫して身近で相談に応じ、様々なニーズに応じた必要な支援に繋げる伴走型の相談支援を充実し、経済的支援も一体とした出産・子育て応援交付金を継続実施します。
・次代の社会を担う全ての子どもの健やかな育ちと、保護者による子育てを地域や社会全体で支えていく環境の整備を目指し、子ども・子育てのための支援を総合的及び一体的に推進することを目的とした「下北山村子ども・子育て支援事業計画」を策定します。
・出産と育児に係る経済的負担の軽減を図るため、赤ちゃん誕生祝い金を始め、2歳までの乳幼児の紙おむつ購入助成及び6歳未満の乳幼児を養育している方へのチャイルドシート購入助成を継続実施します。
・母子保健事業についても、乳幼児健診、妊産婦健診及び新生児聴覚検査費用の助成を引き続き実施するほか、育児サークル及び育児相談会を開催し育児中の保護者同士の情報交換の場を提供し、育児不安等の軽減に努めていきます。
・保育所の運営については、今年4月の予定では園児数が昨年度当初の16人から25人前後に増加することから、保育士を増員し園児の安全、保護者の方が安心できる保育を実施します。
▽暮らしやすい安心できるきなりの郷づくりとして
・軽自動車税関係手続きのオンライン化に伴い、二輪の小型自動車の種別割申告の電子化を整備します。
・戸籍等に氏名の振り仮名を記載し、その振り仮名について確認を行う通知書を作成する予算を計上しています。
・住民基本台帳ネットワークのコミュニケーションサーバーについては、現在継続中の保守が終了した時点で、機器を更改する予算を計上しています。
・健康管理事業では、毎年実施している総合健診やがん検診などの受診率向上に向け、広報等を活用した積極的な働きかけに努め、病気の早期発見及び日常の健康管理に繋げます。
・心の健康相談を継続的に開催して精神的なサポート体制を維持するとともに、各種予防接種等を引き続き実施し、村民の皆様方の健康管理に努めます。
・高齢者福祉では、高齢者の友愛活動、社会貢献、健康づくりなど、社会的支援や見守り要請が強まることが予想されることから、老人クラブとの連携に努めていきます。また、コロナ禍で5年間実施できていなかった「健康と長寿のつどい」を実施します。
・獣害対策では、「有害獣防除柵設置補助金」及び「獣害対策奨励補助金」を継続するとともに、担い手不足の対策として「猟銃免許取得補助金」も継続いたします。また、国庫補助金を活用し新たに大型檻(サル捕獲用)を購入します。
・安全な道づくりでは、村道池郷線及び村道前鬼釈迦線の災害防除工事の継続、村道不動線の路側擁壁改修工事の継続及び村道小佐田カシモチ線の新設工事の継続を実施します。併せて、インフラ整備として橋梁・トンネル点検業務及び小又谷橋の補修工事を実施します。また、県事業による国道169号前鬼~上池原間の道路整備のための土砂処分用地の調査費用を計上しています。
・防災対策としては、災害発生時のわかりやすい避難マニュアルの作成を行います。
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