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令和6年度 施政方針(1)

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奈良県十津川村

3月7日から14日まで令和6年十津川村議会第1回定例会が開かれ、小山手村長が令和6年度の施政方針を表明しました。その内容(要約)をお知らせします。

次の6つの方針をもとに、快適に暮らせる生活環境の向上、移住定住しやすい快適な住環境整備、村民の安全が確保できる防災機能の強化、個別施設管理計画に基づく公共施設の再編などを重点施策と位置づけました。

■(01)教育・生涯学習の推進
村の宝を一人ひとりが継承し、人間力・個性・村愛精神を養う教育・生涯学習をすすめ、やりがい生きがいのあふれるむらづくりを進めます。

◇学校教育の環境整備
教員の働き方改革として、教員が児童生徒への指導や教材研究などに注力できるよう、各校1人の教員業務支援員の配置を予定しています。また、村費講師を採用し、複式学級の解消を図ります。

◇「にこにこキッズルーム」の運営
子どもたちの放課後の安心安全な居場所の確保とその保護者の就労の円滑化を図ります。

◇十津川高等学校との連携
教育の観点からだけではなく、「十津川高校の存続が村の活性化に繋がる」と村の振興の象徴と位置づけ、高校と村が連携した取り組みを進めます。

◇高校生世代への応援補助
高校生世代のお子さんを持つ家庭への支援として、児童手当とは別に村独自の応援補助を新設します。

◇村史の編さん
令和6年度に「歴史資料編」古代中世・文化財を刊行、令和7年度に「歴史本編」、令和8年度には「民俗本編」を刊行する予定で進めます。

■(02)助けあい支えあう地域福祉の向上
人口減少が深刻な状況の中、村民が住み慣れた地域で、いつまでも自分らしく暮らし続けられるよう地域福祉の充実を目指します。

◇特別養護老人ホーム高森の郷の支援
指定管理者が新たな法人に移行されるため、今後も利用者やその家族が安心して利用できる安定的な施設運営に向け支援を行います。

◇子育て世代の経済的負担を軽減
子ども医療費等助成事業の現物支給対象年齢を就学前から高校生までに拡大し医療機関での窓口負担を無くします。

◇生活支援の取組みの継続
高齢者や障害者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、有償ボランティア活動の仕組みを引き続き支援し、隣近所の助け合いの仕組みと地域活動に参加していこうとする住民一人ひとりの積極的な姿勢を後押しするとともに、すべての人が地域とのつながりや生きがいを持ちながら暮らし続けることができるよう、生活支援サービスを担うさまざまな取り組みを継続します。

◇介護予防事業の継続・拡充
健康寿命の延伸や要介護状態にならないために、介護予防に関する基本的な知識の普及・啓発を行い、高齢者が健康で生き生きとした生活が送れるよう、健康づくりに取り組む場の提供及び支援に取り組みます。

■(03)村外から人を迎え入れるしくみの構築
村外に対する発信力を高め、人を迎え入れる仕組みの構築を目指します。

◇「がんばる事業者応援事業」を継続
村内で事業を営む中小・小規模事業者などの事業活動の維持や新たな雇用の創出を図ります。

◇村内外の移住者受け入れの基盤整備
居住可能な住宅環境が乏しいという課題の解消のため、民間賃貸用集合住宅の建設を継続して支援します。

◇空き家の有効活用
空き家情報バンク利用者に対する改修事業補助や、空き家を解体し新たに住宅などを建設したり、危険な空き家を解体し景観や住環境を整備するための解体事業補助は制度を拡充します。

◇地域おこし協力隊・集落支援員の配置
移住定住による人口増施策として、人手不足の著しい村において新たな労働力となるよう取り組みを継続します。また、集落支援員は、従前から行っている集落内の水道施設の困りごとなどに対応します。

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