■令和6年度 吉野町の当初予算
◆予算編成のポイント
賑わい、民間活力導入による旧吉野小学校跡地利活用の推進、町民の命を守り、次世代につながる新庁舎整備事業の推進といった重点事業を中心に様々な事業を実施できる予算としています。
◆会計別の予算規模
吉野町には、一般会計と5つの特別会計、1つの企業会計があり令和6年度の予算規模は次のとおりとなっています。
(単位:千円)
◆一人当たりにすると・・・
一般会計の予算を一人当たりに換算すると次のとおりとなります。
◇一般会計歳入予算
◇一般会計歳出予算
◆歳入の内訳(単位:千円)
◎歳入予算の特徴
・歳入の構成をみると、自主財源が歳入全体の27.9%、依存財源が72.1%となっており、依然として厳しい歳入状況になっています。
・町税は、定額減税のため、前年に比べ638万8千円(0.9%)の減となっています。
・国・県支出金は、前年に比べ7,469万3千円(▲10.8%)の減となっています。
・町債(借金)は、前年に比べ1億4,950万円(45.5%)の増となっています。
◆歳出の内訳(単位:千円)
◎歳出予算の特徴
・民生費は、物価高騰支援給付金、定額減税に伴う調整給付金、こども園大規模改修工事等の増加により、前年度に比べ、2億5,438万2千円(19.9%)増加します。
・衛生費は、水道事業特別会計への操出金が増加したことにより前年度に比べ、1億3,570万9千円(14.2%)増加します。
・公債費は、H31年に中央公民館耐震化を行った際に借入れた地方債の償還開始等により8,134万3千円(16.3%)増加します。
◆令和6年度の重点事業
◇賑わい、民間活力導入による旧吉野小学校跡地利活用の推進
町の拠点、賑わいの創出につながる学校跡地の利活用を推進します。
◇町民の命を守り、次世代につながる新庁舎整備事業の推進
行政サービスの変革・新庁舎整備検討員会の答申を尊重し吉野町の未来につながる新庁舎整備を推進します。
◆令和6年度の主な新しい取り組み
◇01 世界遺産登録20周年記念事業の実施
世界遺産登録20周年を機に、より地域の価値や魅力を国内外にアピールしていくための事業を実施します。
◇02 持続可能な地域公共交通確保のための調査
持続可能な地域公共交通の実現のため、デマンドバスのさらなる進化など新たな地域交通のあり方を検討するための調査・実証を行います。
◇03 家内消費等の農業生産者向け防護柵設置補助
家内消費等の農業生産者向けに新しく防護柵設置補助を設け、安心して耕作できる環境を整えます。
◇04 ウェブアプリを利用した施設予約や申請
ウェブアプリを利用した施設予約や様々な申請をオンライン化できる仕組みを構築します。
◇05 よしのこども園の大規模改修
こども園を1園とし、教育・保育環境改善のため園児たちがのびのびと過ごせる環境を整備します。
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