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自治体の皆さまへ

【認知症特集】忘れても あなたを支える この町で(1)

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奈良県吉野町

■「いつまでもあなたらしく」
正しく知ろう 認知症
誰もがつらい思いをしないように

9月はアルツハイマー月間
9月21日は世界アルツハイマーデー

◆世界アルツハイマーデー・アルツハイマー月間とは?
「世界アルツハイマーデー」は1994年9月21日にスコットランドのエジンバラで開催された第10回国際アルツハイマー病協会国際会議で「国際アルツハイマー病協会(ADI)」と、「世界保健機関(WHO)」が共同で9月21日を「世界アルツハイマーデー」と宣言し、9月を「世界アルツハイマー月間」と制定したことから始まりました。

◇地域包括支援センター職員が認知症について特集します。
社会福祉士 松村「皆さんの気持ちに寄り添いお話をうかがいます。」
保健師 森井「あなたの元気な暮らしを応援したいです。」
主任ケアマネジャー 北浦「町内のケアマネジャーさんと連携しています。」
保健師 よりふじ(依藤)「皆さんの健康の保持と増進をサポートします。」

「毎年9月にはアルツハイマー病等に関する認識を高め、世界の患者と家族に援助と希望をもたらす事を目的として、世界中で認知症への理解を呼びかける活動が行われています。」
松村社会福祉士

◆アルツハイマー型認知症って?
アルツハイマー型認知症の原因はまだはっきりと解明されていません。しかし、脳の萎縮は「アミロイドβ」というタンパク質が原因と考えられています。認知症は20年以上かけて発症すると言われています。

「アルツハイマー型認知症が認知症の6割をしめていますが、その他にも、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症などがあります。」
よりふじ保健師

◇アルツハイマー型認知症
[アミロイドβ] 健康な人でも作られるが、毎日分解され、消えていく。
↓ 20年以上 分解できず蓄積すると
[アミロイドβ➡タウたんぱく] 神経細胞を破壊し、記憶を司る海馬や側頭葉を萎縮させる。

◆認知症になると一人で生活を送れなくなる?
認知症になると、生活の一部の手順や方法が分からなくなり、本人や家族や職場の方等が困る事や、混乱する事はありますが、できる事も多く残っています。難しくなった部分を周囲の方の支援や介護保険サービス等を用いたサービスを利用する事で、生活を営める事もあります。
認知症の進行には段階があり、急に物忘れや性格の変化が起こるわけではありません。特に、初期段階の物忘れなどの違和感を覚えてから認知症の診断に至るまでの期間や診断されてから介護保険のサービスにいたるまでの期間など、初期段階であることから支援の必要性が理解されにくく、十分な支援を受けられない期間があり、本人や家族が孤立したり、孤独を感じたりする事も多くあります。この期間を「空白の期間」といいます。

◇空白の期間(1)(2)
「期間に本人の生きづらさや悩みに理解を示し、寄り添うことで、今後の認知症の進行や症状の現れ方にも大きく影響すると言われています。」
森井保健師

「次頁に支援の内容を掲載しています。」
北浦

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