人口減少、高齢単身・夫婦世帯の増加など、高齢者を取り巻く環境は大きく変化しています。高齢者が住み慣れた地域で自分らしく健康に暮らし続けることができるよう住民主体での(助け合い、)支え合い活動ができるような「地域づくり」を進めています。
■なぜ今支え合いが必要なの?
独居、高齢者のみの世帯の増加に伴い、見守りやゴミ出しなど、日常生活上の支援ニーズが増加しています。暮らしを支える介護サービスなどもありますが、深刻な担い手不足となることが予想されています。そのため、住み慣れた地域で安心した生活が送れるよう地域住民同士の支え合いの必要性が高まっています。
■事例紹介 地域住民同士での助け合い~住民主体の地域ボランティア結成!
「例えば10年後、今と同じような生活ができるだろうか。」このように、将来の自分たちの住んでいる地域について考える会が開かれています。福住町上入田地区では「困ったときはお互いさま」という思いからスタートし、地域ボランティア「どらえもん」が結成されました。
▼福住町上入田地区
約50世帯
人口約120人
高齢化率約60%
・生活支援コーディネーターがサポートをしています。
・行政で難しいことも、地域住民同士だからこそできることもあるんじゃないか。
・住民に生活アンケートを実施しました。通院の送迎、畑の管理が心配。ゴミ出しの手伝いはできるなどの意見がありました。
○ちょっと困ったときの受け皿が身近にあればという「思い」を「かたち」に…
■高齢者の地域生活を支える橋渡し役~生活支援コーディネーター~(通称:SC)
地域住民や専門職、関係機関などと一緒に、地域での支え合いの推進や、高齢者の社会参加できる場づくり、軽微な困りごとに対する支援の担い手づくり・マッチングを行います。(各校区の地域包括支援センターに在籍しています)
▼地域の社会資源の把握
ひと・もの・場所
地域活動・生活支援サービスなどインフォーマルな(公的でない)社会資源の集積
▼住民主体の通いの場づくり
場所:市立の公民館、地域の集会所など
活動:介護予防体操、茶話会、趣味活動など
通いの場…住民が気軽に立ち寄り、活動を通じてふれあいや仲間づくりの輪を広げる場所のこと
▼てんさぽ(天理市生活支援サポーター)の養成・マッチング
てんさぽの手により、高齢者の日常生活上で抱える軽微な困りごとの支援が行われています。てんさぽは、30分250円相当の有償ボランティアです。
☆生活状況、自立支援などの観点から支援の可否を確認していますよって希望に添えないこともあります
▼主な支援内容
・窓や床、高所の拭き掃除、草引き、運搬補助
・外出同行(買い物、散歩や受診時の院内付き添い)
・お話相手など
■ボランティア募集中
てんさぽとして、高齢者の在宅生活上の軽微な生活支援をしていただける人を募集しています。
・身体介護を伴うものはありません
・専門的な知識や技術は必要ありません
・活動時はボランティア活動保険が適用されます
■てんさぽ養成講座
日時:10月19日(土)10時~12時、10月30日(水)13時30分~15時30分
場所:市立メディカルセンター2階 地域包括ケア広場
定員:15人(先着順)
持ち物:筆記用具、スマートフォン(持っている人のみ)
申込み:福祉政策課(【電話】内線836)または申込はフォームから
受講料・登録料不要
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