〔豊かな心を持ちたくましく生きる青少年を育てるために!〕
7月~8月は「青少年の非行問題に取り組み、社会を明るくする運動」強調月間です。青少年健全育成天理市民会議は、家族・地域・学校とのつながりを大切に青少年健全育成推進運動を進めていきます。
皆さんの地域の子どもたちのあいさつはどのようでしょうか。なかなか元気の出ない子、個別の課題がある子が多いので、自分から進んであいさつしているでしょうか。あいさつは「自分がここにいるよ」と相手に知らせるのと同時に、「あなたがいるのをわかっているよ」と相手に知らせる大切な役割を持っています。人と人が認め合い、思いやるための第1歩なのです。1つのあいさつがきっかけとなり、人と人とのつながりが広がっていきます。
■人と人とのつながり
子どもたちが夢と希望をもって生きていくためには、「人に認めてもらい、大切にされている」と感じながら自己実現を目指し、自分の「居場所」を見つけ、周りの大人や子どもたちとのコミュニケーションを通じて、互いに支え合うことが大切です。
日々の生活の中で、「おはよう」「行ってらっしゃい」「おかえり」「ありがとう」など、ひと声のあいさつから気持ちがつながり、会話が広がっていきます。家庭や地域での豊かな会話(コミュニケーション)は、子どもたちを健やかに育むうえで大きな役割を果たします。
朝、近くの子どもたちに出会ったら、優しく慈しむような気持ちで「おはよう」と元気よく声をかけてあげてください。元気な「おはよう」や、恥ずかしそうに小さな「おはよう」が返ってくると思います。「あいさつ」を通して、地域の中で、今まで知らなかった人たちが仲良くなり、つながっていく、そんな街づくりを目指しています。
■地域が一体となって育てよう
地域社会のあり方は、これからを担う青少年の育成に大きな影響力を持っています。青少年健全育成天理市民会議では、各中学校区・小学校区に地域に根ざした関係諸団体・組織により教育推進協議会が組織され、明るいあいさつや感謝ができること、思いやりの心を持って人に接すること、ボランティア活動に努め、ふるさとを愛することを大切に青少年の健全育成に取組んでいます。私たち大人が地域の「親」として、1人ひとりの子どもたちの成長を温かく見守り、地域、家庭、学校が一体となって育み支え合うきめ細やかな活動を進めていきましょう。
問合わせ:教育総合センター
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