大正12年9月1日に10万人以上の死者、行方不明者をだした関東大震災が発生しました。その大惨事を忘れないため、9月1日は防災の日とされています。また、令和6年1月1日には、石川県能登半島地方を震源として能登半島地震が発生しました。防災の日は、震災からの教訓を忘れず、日頃から備えを確認する大事な日です。能登半島地震では発災直後から、食料や水といった物資の不足が課題となりました。普段から備蓄を心掛けましょう。
■なぜ家庭備蓄が必要なの?
災害時においては、電気・ガス・水道などのライフラインが使用できなくなり、復旧までは1週間以上を要する恐れがあります。また、道路ががれきで塞がれたり水没したりして、物流機能が停止することにより、普段手に入るものも入手しにくい状況となります。
避難しなければならない際に持ち出す「非常持出品」と、避難後の生活を支える「非常備蓄品」を備えましょう。
食料品や生活消耗品などの備蓄は、『ローリングストック』が有効とされています。
消費期限を考えながら、計画的に購入しましょう。
■トイレの備蓄、忘れていませんか?
能登半島地震ではトイレの衛生管理が問題になりました。
災害時においては、家のトイレが使えなくなり、また、避難所のトイレも混雑することが想定されます。
トイレの備蓄は、1日あたり1人5回(成人の平均排泄回数)最低3日分できれば7日分(国が推進する日数)が推奨されています。
▼携帯トイレの使い方
(1)便座をあげて便器にポリ袋をかぶせます。
(2)便座をおろして、その上から携帯トイレの袋をかぶせます。
(3)用を足した後、排泄物を固めるシートか凝固剤を入れます。
(4)便座につけた携帯トイレを外して口をしっかりしばります。
☆凝固剤を入れるタイミングは製品により異なります
■防災マップを確認しましょう
台風シーズンも到来します。自宅が災害の危険な区域に入っていないか確認しましょう。
▼奈良県災害リスク情報システム
洪水浸水想定区域図・土砂災害警戒区域図などが確認できます。(画面から、両方のせることができます)
問合わせ:防災安全課
【電話】内線404
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