毎回「薬草」に関わる内容を連載でお届けするコラムです。
■タラノキ
「春の山菜の王様は?」と問えば、人によってシオデやウド、オケラといろいろ出てきます。しかし、私はタラノキの新芽のタラの芽が一番ではないかと思います。
タラの芽は、北海道から沖縄までどこでも採集できます。北海道のものはアクが少なくて苦味が弱く、太いのに対して、南に下がるほど苦味が強く細くなる傾向があります。
タラの芽の天ぷらは、嫌いと言った人がいないほどおいしいものです。ゆでた葉や芽の焼きみそあえ、ゆでた葉を刻み込んで塩味を利かせたタラの芽のご飯などを楽しみたいです。
タラの芽は健胃(けんい)、利尿剤となり、糖尿病、高血圧、神経痛、リウマチ、胃潰瘍などに効果があります。食べていると胃腸を丈夫にし、消化を助け、便秘を整える作用があります。
※当市で「薬草活用講演会」をしていただいた村上光太郎先生の連載より一部抜粋
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