◆知っていますか?こども基本法
令和5年4月に「こども基本法」が施行され1年がたちました。皆さんはこの法律をご存じでしょうか。
「こども基本法」は6つの基本理念でつくられています。
(1)すべてのこどもは大切にされ、人権が守られ、差別されないこと。
(2)すべてのこどもは守られ、愛され、平等に教育を受けられること。
(3)自分に関係することに意見を言えたり、さまざまな活動に参加できること。
(4)年齢や発達に応じて、意見が尊重され、最も良いことが優先して考えられること。
(5)子育ては家庭を基本としながらサポートが行われ、それが難しい場合も、家庭同様の環境が確保されること。
(6)家庭や子育てに夢を持ち、喜びを感じられる社会をつくること。
これらの基本理念のとおり、この法律はこどもが権利の主体であり、こどもの意見を聞くことが重要であるとしており、こどもの権利を保障する第一歩と期待されています。
「こどもの言うことなんて」
「意見を聞くと、こどもがわがままになる」
などの意見もあると思いますが、これからは、こども自身が自らを権利の主体として認識できるよう権利教育を進め、こどもがより良い環境で育つよう、みんなで支えていくことが重要になっていくのではないでしょうか。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>