※「うだぢから」については、本紙またはPDF版をご覧ください。
(1)自分たちの地域を守るのは自分で
~東榛原まち協~
5月26日、市と連携した防災訓練を実施しました。東榛原地域内の17自治会が参加して、自治会の地元避難場所に避難。その後、防災訓練本部のある榛原東小学校まで避難しました。地元避難場所の参加数は、777人、榛原東小学校の参加数は326人と多くの方にご協力を頂きました。
小型消防ポンプによる放水訓練や宇陀消防署の協力でAEDの救急救命訓練、消防団による消火器の初期消火訓練、桜井警察署から防犯等の情報提供も行われ、非常食体験用にアルファ化米も配布しました。初期消火訓練では、体験した子どもが「水が炎の絵にうまく当たったよ!」と嬉しそうに話してくれました。
訓練の後は、「防災落語」と「防災絵解き説法」の二つを、落語家で防災士の資格を持っている桂枝曾丸(しそまる)さんからお話をお伺いしました。災害時の行動指針などを楽しく説法して、会場は笑顔に包まれました。
正月に発生した能登半島地震で大きな被害が出たことは、記憶に新しいと思います。「備えあれば憂うれいなし」のことわざもあります。
まずは、家族やご近所の方と話しをして災害に備えましょう。
(2)古大野岳(ふろのだけ)に登ってみませんか
~室生大野まち協~
室生口大野駅の北側に見える山は古大野岳といい、地元では、「だけやま」と親しまれています。かつては「雨乞い祭事」が行われてきた経緯が室生村史等に記述されています。昭和半ばごろまでは、山頂から大野集落を一望する事ができたそうですが、近年は樹木の生長により見ることができませんでした。そこで、昔の眺望を取り戻すため、当まち協や地元協力者により伐採作業や登山道整備事業を年次的に続け、昨年ようやく完了することができました。
山頂からは、遠く大峰の山並みも見ることができることから、山名案内看板を設置しています。また、公共交通を利用されるハイカー向けに、近鉄室生口大野駅改札下のスロープに案内看板を設置しました。駅から山頂までは、歩いて2時間もかからない距離です。ぜひ、皆さんに山頂からの風景を楽しんでいただきたいと思います。
(3)「すずらん山」現地説明会を開催
~向渕地区まち協~
5月19日、スズランの群生地の「すずらん山(タヌキヤブ)」で現地説明会を行いました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、約80人が参加され専門家からお話しをしていただきました。
この地に咲くスズランの学術的な価値や生態など、日頃聞く機会のない内容に、参加者も興味津々で熱心に聞き入っていました。
この説明会は「向渕のすずらん山を知ってほしい」「小さく可愛いスズランを見てほしい」との想いから実施、幅広く知っていただく機会になりました。
当まち協は、すずらん対策委員会とともにすずらんを育成し守るために、年2回除草作業を行っています。開花シーズンが過ぎた後、すずらんを傷つけないように手作業でとても大変ですが、毎年開花を楽しみにしている方に喜んで頂けるよう作業をしています。
問合せ:政策推進課
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