◆国指定天然記念物 向淵スズラン群落
向淵スズラン群落は、昭和5年に自生地の南限として、国の天然記念物に指定されました。
指定時は、集落のあちらこちらで、多くの自生のスズランが咲いていましたが、その数は減少し、平成8・9年度に、旧室生村で「スズラン減少原因調査」を実施しましたが、その後も減少が続いたため、市では平成24年に、「天然記念物向淵スズラン群落保存管理計画書」を定め、保存活動を続けています。
向淵スズラン群落では、平成24年に最初に播種した中で、1株だけが令和4年に、初めて開花しましたが、残念なことに開花後、2日で盗掘に遭い、その株は昨年も今年も花を付けません。
近年、異常気象の影響や生育環境の悪化、または獣害により、天然記念物に指定された草花が減少し、その姿が確認できなくなったものもありますが、盗掘により減少したケースもあります。
この向淵スズラン群落は花としての価値が文化財に指定されたのではなく、寒い土地で咲くスズランが、自生地の南限で咲き続けることに価値があることを私たち一人ひとりが考える必要があるのではないでしょうか。
◆社会を明るくする運動 「ひまわり」に想いを込めて
7月の「社会を明るくする運動」のシンボルマークである「ひまわり」を室生地域事務所前の花壇に咲かせようと5月22日(水)室生地区更生保護女性会の皆さんがひまわりの苗を植えました。
太陽に向かって花を咲かせるひまわりには、いつも温かく見守っているようなイメージがあります。除草、水やり等をし、開花は7月下旬の予定です。約600本のひまわりが咲き誇り室生地域事務所を訪れる皆さんを笑顔にしてくれることでしょう。
※「社会を明るくする運動」は、犯罪や非行の防止と犯罪や非行を犯した人たちの更生について、理解を深め、それぞれの立場で力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な地域社会を築くための全国的な運動です。
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