■薬音寺木造仏像群(やくおんじもくぞうぶつぞうぐん)
場所:山添村大字室津
年代:平安時代〜鎌倉時代
説明:薬音寺には、本尊の十一面観音立像を含めて20躯あり、その内訳は、如来坐像(4躯)、如来立像(2躯)、観音菩薩(3躯)、地蔵菩薩(3躯)、天部形(6躯)、弘法大師像(1躯)です。
制作年代は10世紀から13世紀と幅がありますが、多くは平安時代の作で技法も1躰を除いて、一木造り、彩色と共通し、顔の表現が似ている仏像もあります。仏像の作風から、いくつかのグループに分けることができ、周辺にあった寺院が廃寺となったときに薬音寺に集積されたと考えられています。
山添村の室津にある小さなお堂に、これだけの多くの平安時代の仏像が今まで維持管理されてきたことを考えると、仏像群としての非常に高い価値があります。
■仏像群
場所:山添村大字松尾
年代:鎌倉時代〜江戸時代
説明:松尾にはほとんど誰も知らない仏像群があります。1000体地蔵や千手観音像、不動明王立像、阿弥陀如来立像、南無佛太子像、薬師如来立像など、たくさんの仏像が保管されています。
その詳しい性格や年代など、保護していくための調査が必要な場所です。
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