■『斑鳩町文化財ガイドブック』が完成しました!
今回は、「法隆寺地域の仏教建造物」世界遺産登録30周年を記念して作成し、12月号広報の折り込みで、町民のみなさんへ配布した『斑鳩町文化財ガイドブック』について紹介します。
▽『斑鳩町文化財ガイドブック』
斑鳩町には、日本ではじめて世界遺産に登録された法隆寺と法起寺や、藤ノ木古墳といった全国的に有名な文化財のほかにも、貴重な文化財が多くあります。また、町民のみなさんにもあまり知られていない社寺や古墳、昔の人々が暮らしていた遺跡などの文化財もたくさんあります。
これらの文化財は、先人たちが守り、受け継いでこられた貴重な歴史文化遺産であり、郷土の宝物と言えるものです。わたしたちには、これらの文化財を適切に保存し、未来に継承していく責任があります。
そこで、町内の文化財を広く知ってもらい、その価値や大切さの理解や愛着を深めていただくきっかけとするため、町内の主な文化財をわかりやすく紹介したガイドブックを作成しました。
▽6つの地区に分けて紹介
このガイドブックは、持ち運びしやすいハンドブックサイズ(A5判・全14ページ)の冊子になっています。
内容は、町内を大きく6つのエリアに分けて、それぞれの地区のおもな文化財について紹介しています。
A.法隆寺・西里地区
法隆寺や藤ノ木古墳のほか、10月号広報で紹介した舟塚(ふなづか)古墳など
B.東里・三井・岡本地区
法起寺や法輪寺のほか、仏塚古墳など
C.幸前・高安・東福寺・上宮・東興留地区
中宮寺跡のほか、酒ノ免遺跡(さけのめんいせき)や駒塚古墳など
D.五百井・服部・小吉田地区
斑鳩大塚古墳のほか、いかるがパークウェイ建設にともない発見された(仮)興留遺跡など
E.神南・稲葉車瀬地区
竜田城(陣屋)跡のほか、神南古墳群や稲葉車瀬古墳群など
F.竜田・北庄地区
龍田神社のほか、神代(じんだい)古墳や甲塚古墳など
町内のおもな文化財を紹介していますので、ガイドブックを持って現地を訪ね、新たな歴史の発見を楽しんでみてください。
◆お詫びと訂正
次のとおり、掲載内容に誤りがありましたので、お詫びして訂正させていただきます。
◇訂正箇所
・広報斑鳩12月号・10ページ「いにしえの風」の興福寺北円堂に関する記述
【誤】元明・元正天皇が亡き父である藤原不比等のために建立
【正】元明・元正天皇が藤原不比等のために建立
・『斑鳩町文化財ガイドブック』3ページ(5)お会式に関する記述
【誤】「大立山(おおたてやま)」
【正】「大山立(おおやまだて)」
問合せ:斑鳩文化財センター
【電話】0745-70-1200
<この記事についてアンケートにご協力ください。>