■ハチとうまく付きあうために
秋口はスズメバチの繁殖期のピークであり、巣を守るため、近づくものに対して興奮しやすく、凶暴になります。そのため、スズメバチに刺される被害が多くなる時期になります。
ただし、スズメバチは、ケムシやアオムシなどの大量発生を防ぐなど、人に利益をもたらす益虫でもあります。
スズメバチの生態・習性を理解し、上手に共存していきましょう。
■攻撃対象
ハチが人を刺す場合で、特に多いのは、
・餌場を荒らす
・巣に危害を加える
とハチが判断した場合です。
■攻撃対象の傾向
◇濃い色
・黒や赤、青 など
◇におい
・整髪料・香水に含まれる成分
・ペンキから揮発するにおい
・人の汗 など
色やにおいを目印に近づいたり、攻撃性を強めたりします。
■刺されないために
・巣を見つけたら、絶対に近づかないようにしましょう。
・巣に刺激を与えたり、巣の近くで騒いだりしないようにしましょう。
・山に入るときは、濃い色の服は避け、白など明るい色の服装にし、帽子をかぶりましょう。
■刺された場合
(1)巣の近くで刺されたら、速やかにその場から離れてください。
(2)指などで毒を絞り出してください。
※絶対に口で吸ってはいけません。歯ぐきから毒が入る可能性があります。
(3)冷水で患部を洗いながら、冷やしてください。
※病院に行って、診察を受けてください。
■巣をつくらせないためには
ハチは外敵から巣を守るため、木や草が生い茂った場所に巣をつくる傾向があります。庭の整理をし、不要なものを置かないようにしましょう。
早期の巣であれば、駆除も簡単です。
■スズメバチ被害防止対策補助金
町では、駆除業者に依頼して、スズメバチの営巣駆除を実施した場合、補助金を交付しています。
対象:次の要件をすべて満たす人
(1)町内で、スズメバチが営巣している建物もしくは土地の所有者、管理者または貸借している人
(2)当該建物などの所有者または管理者から駆除に関する承諾を得ていること(ただし、国および地方公共団体などが管理する建物などを除く)
(3)自ら駆除することが困難なこと
(4)駆除業者により駆除すること
補助金額は、駆除に要した費用の2分の1(100円未満の端数があるときは切り捨て)とし、10,000円を限度とします。
申請:斑鳩町スズメバチ被害防止対策補助金交付申請書兼請求書に次の必要書類を添付し、申請してください。
・駆除業者に支払った費用の領収書
・駆除を行った現場の位置図
・駆除する前と駆除した後の現場の状況がわかる写真
・その他、必要書類
※申請書は町ホームページからダウンロードできるほか、環境対策課窓口でもお渡ししています。
問合せ:環境対策課
【電話】内線133
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