■知ってる?食物アレルギー
文:アイグラン保育園 栄養士
国民の3人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われています。食物アレルギーはある特定の食べ物を食べたり、触れたりした後にアレルギー反応が現れる疾患です。症状は大きく分けて5つあります。
・皮膚の症状(じんましん、かゆみ、赤みなど)
・呼吸器の症状(せき、呼吸困難、声がれ、のどの違和感など)
・粘膜の症状(目の充血・かゆみ、まぶたのはれ、くしゃみや鼻水、口の中のはれなど)
・消化器の症状(吐き気、おう吐、腹痛、下痢など)
・ショック症状(血圧や意識の低下など)
症状は人によって様々で、原因となる食物の摂取量や、食べた時の体調などによって、現れる症状や症状の程度は変わります。ひどい時には意識を失うなど命に関わる危険もあります。アレルギーは誤って口にしてしまい起こる事故が多いため、周囲の理解を深めてもらうことがとても大切となります。
食物アレルギーは1歳未満の乳児が最も多く発症しますが、子どもの頃のアレルギーは、多くが成長に伴い徐々に原因物質が食べられるようになります。一方で、大人の食物アレルギーは原因物質の継続的な除去が必要なことが多いと考えられています。
◇市販品はアレルギー表示を確認しましょう
加工食品にアレルギー物質が含まれている場合、それを表示するよう定められています。
・特定原材料8品目(必ず表示しなければならないもの)
えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生
・特定原材料に準ずるもの20品目(表示が推奨されるもの)
アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・マカダミアナッツ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン
・加工食品でも、店頭で量り売りされている総菜や飲食店で提供される料理には表示義務がないため、特に注意が必要です。
◎子育てポータルサイトに時間短縮レシピやアレンジレシピを掲載しています。忙しい毎日の食事づくりに、ぜひお役立てください。
問合せ:健康福祉課健康増進係
【電話】357-7449
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