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【特集】国民健康保険第3期保健事業実施計画(データヘルス計画)を策定 [1]

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宮城県七ヶ浜町

■健康はチームで守る。
健康・医療情報を活用して効果的に保健事業を行い、町民の皆さんの健康づくりの支援と医療費の適正化を目指す国民健康保険第3期保健事業実施計画がこのほどまとまりました。
この計画によると、令和2年度の国民健康保険に加入している町民の健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)は、宮城県平均よりも短く、男女とも30位以下という残念な結果でした。
「私は国保じゃなく、社保だから」と安心している皆さん。この傾向は、国保加入者に限らず、町全体に共通する傾向です。

▽図1 一人当たりの1カ月分の医療費(円)

▽図2 特定健康診査受診率(%)

◆町の国保の現状
~ 高齢者の割合が増加 ~
令和4年4月1日現在の人口は1万8103人で高齢化率は31・2%と国(28・7%)・県(28・3%)と比べて高く、七ヶ浜町の高齢化は進んでいます。
このうち約2割の3976人が国保の被保険者です。国保の被保険者数は人口の減少とともに年々減少する一方、高齢化による65歳以上の被保険者の割合は年々増加し、今後も同じような傾向が続くと予想されます。

▽医療費
~ 国・県よりも高い! ~
一人当たりの医療費は年々増加しています。令和4年度の一人当たりの1カ月分の医療費(図1参照)は3万2763円と国・県と比べても高い状況が続いています。
これは、七ヶ浜町には病院が少ないものの、仙台市や塩竈市、多賀城市には病院が多く、町民の皆さんが病気や健康に不安があるときなど、気軽に受診できる恵まれた環境にあるからともいえます。
また、医療費の増加は、近年、医療が高度化してきたことや新薬の開発が相次いでいることなど、医療単価が高額になってきたことも考えられます。

▽受診率
~ みんなが健康を気にかけ始めた? ~
生活習慣病予防のためのメタボリックシンドロームに着目した特定健康診査受診率(図2参照)の推移をみると、令和2年度はコロナ禍で一時低下したものの、令和4年度では49・9%になり、年々上がってきています。
国の受診率の目標は60%ですが、七ヶ浜町の受診率は、国・県と比べて高く、皆さんの意識の高さの表れでもあります。
この受診率の伸びは、長年、町が様々な機会に皆さんに受診するよう勧めていることもありますが、コロナ禍を経て、皆さんの健康に対する意識が高まり、いわば皆さんが健康を気にかけ始めたともいえるでしょう。

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