1月14日(日)、生涯学習推進町民のつどいを開催し、仙台育英学園高校硬式野球部の須江航(すえわたる)監督による「子ども達の育成」をテーマにした講演を行いました。
講演では、子ども達には一人ひとりに見合った関わり方があるということから、夏の甲子園大会の秘話までお話いただき、参加者からは「言葉一つ一つが心に沁しみました」という声が多く聞かれました。
須江監督の貴重な言葉の一部を紹介します。
■相手が聞きたいことしか、相手に伝わらない
人間は、誰もが欲しいものしかいらないもの。
相手の話をよく聞いて、求めるものを知るしかない。
教師になって間もない頃、自分の授業がつまらないことに気付き、いろいろな人と会話する際に録音させてもらい、話が上手い人の「伝え方」を学んだ。
■失敗(挑戦)からは学ぶことができるが、成功は芸術的なもので再現性がない
失敗はダメではない。失敗から学び、再び挑戦することが重要。子どもたちがまた挑戦しようと思える環境を作って、諦めずに粘り強くコツコツと学びを積み重ね続けることが大切だと丁寧に伝える。
成功は、その人がその時に一定の条件を満たして達成できたもの。全く同じことは他の誰にもできない。
■成長の速度を見極め、思考の交通整理を行う
生まれた日、成長の仕方は人それぞれ違うため、その人に合った育成は一律ではない。その子にあった指導者、プログラムを考える。
■大切なのは挑戦と挫折との「向き合い方」
挫折のない人生なんて存在しないし、面白くない。
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