■文化を交流のかけ橋に 第55回亘理町文化祭10月28日から29日にかけて、中央公民館で第55回亘理町文化祭が開催され、2日間で398人の来場がありました。
当日、会場では、創立50周年を迎えた亘理町芸術文化協会に加盟する団体や一般住民の作品が所狭しと展示され、多くの来場者が足を止めては、作品に込めた思いや完成するまでの過程を尋ねる姿が見られました。
また、ステージでは、亘理ウィンドシンフォニーによる演奏や亘理地区まちづくり協議会日出・亘理獅子舞部会による日出・亘理獅子舞が披露されるなど、会場の各所で文化を通じた交流が行われました。
■館内にぎわう秋のおまつり 図書館・郷土資料館イベント
11月3日の文化の日に、悠里館で図書館まつりとオープンミュージアムが開催されました。
図書館まつりでは、毎年恒例の「本のリサイクル市」が行われ、来場者らが、寄贈本や除籍本の中から、好みに合った本を吟味する様子が見られました。
また、オープンミュージアムでは、町指定無形民俗文化財の牛袋法印神楽弓八幡舞と亘理枡取り舞が披露され、吉田小学校の児童たちも枡取り舞に参加し、歌と踊りを発表しました。
枡取り舞を鑑賞した来場者は、「歌を聞いて懐かしく感じた。町の大切な伝統芸能をこれからも受け継いでいってほしい。」と話しました。
■水産物で魅力を伝える カレイフェスティバル
10月29日、荒浜にぎわい回廊商店街で「A級グルメカレイフェスティバル2023」が開催され、多くの来場者でにぎわいました。
これは、荒浜地区の復興と活気を取り戻すことを目的に亘理ふるさと沿岸復興グループが開催したものです。
当日は、炭火焼カレイ500食の配布やマグロの解体ショーなどが披露され、巧みな包丁捌きに来場者たちの視線が釘付けとなりました。
来場者は、「普段、カレイはあまり食べないが、亘理のカレイは新鮮で美味しかった。」と笑顔で話しました。
■にぎわいあふれる交流事業 第2回わたりマルシェ
11月3日、第2回わたりマルシェが役場駐車場で開催され、町内外から約3千人が訪れました。
これは、地産地消の推進と地域住民の交流拡大を目的に、亘理地区まちづくり協議会が開催したものです。
当日は、地場産品の販売、歌や踊り、楽器演奏などのステージ発表、縁日などの出店が並んだほか、町内産のりんごが来場者に無料で配布され、多くの人たちが旬の味を求めて列を作りました。
同会の佐藤徳美会長は、「みんなが亘理の美味しいものを食べて、笑顔になってくれたら嬉しい。」と話しました。
■共生社会の実現に向けて 福祉・就労フェア初開催
11月17日、役場で第1回福祉・就労フェアが行われました。
これは、障がい者の就労についての理解を深めるとともに、福祉的就労を促進させることを目的として、今回初めて開催されたイベントです。
当日は、地域の障がい者が働く事業所で作られた新鮮な野菜や弁当、コースター、手芸品など、さまざまな商品が販売され、多くの来場者でにぎわいました。
また、作業体験コーナーで行われたコーヒー豆の欠点豆を取り除くピッキング作業では、初めて行う作業に戸惑いながらも、楽しそうに挑戦する来場者の姿が見られました。
来場者からは、「今回のイベントで障がいを持っている方の仕事内容を初めて知った。今後、同じようなイベントがあればまた参加してみたい。」という声がありました。
■白熱のレースで海風を切る 亘理町長杯シクロクロス大会
10月29日、鳥の海公園周辺で「亘理町長杯東北シクロクロスシリーズ2023第1戦わたりラウンド」が開催されました。
シクロクロスとは、オフロードで行われる自転車競技のことです。
当日は、全国から集まった選手たちが、年齢ごとに設けられたレースに参加し、白熱したレースを繰り広げました。舗装と未舗装が入り混じるコースをものともせず、風を切るように駆け抜ける選手たちの走りに、会場からは大きな声援が送られました。
レースに参加した選手は、「レース中の風も心地よく感じたが、ゴールした瞬間の風は格別だった。走り切れて良かった。」と話しました。
■東北4校が鳥の海で熱戦 町内初アメフト大会
10月1日から11月5日にかけて、県内で「第48回東北学生アメリカンフットボールリーグ戦2023」が開催され、3日と4日には、鳥の海公園サッカー場で試合が行われました。
これは、「全日本大学アメリカンフットボール選手権大会」の代表チームを決めるために、東北学生アメリカンフットボール連盟リーグ戦として開催されたもので、同サッカー場でアメリカンフットボールの大会が行われるのは初めてのことです。
当日、同サッカー場では、東北大学、岩手大学、東北学院大学、山形大学の4校の選手たちが試合を繰り広げ、相手選手に向かって勇猛果敢に挑んでいく姿が見られました。
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