地球規模の課題である地球温暖化の問題は、平均気温の上昇や大雨による災害の増加、農業や漁業への影響、熱中症のリスクの増加など、私たちの生活にもさまざまな影響を及ぼすと考えられます。町では、二酸化炭素の排出量を2050(令和32)年までに実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」への挑戦を宣言し、この度、中間目標である2030年度までの町の取り組みの基本方針や目標を定める「亘理町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を策定しました。
計画期間:2025(令和7)年度~2030(令和12)年度まで
■CO2排出量の削減目標
2013年度比50%削減
基準年度2013年285.2千トン→目標年度2030年142.6千トン
◇基本方針1 再生可能エネルギーの利用促進
再生可能エネルギーである太陽光をはじめ、バイオマスなどの積極的な導入を図り、自然を生かした環境にやさしいまちづくりを進めます。
(1)太陽エネルギー利用の導入促進
(2)バイオマスエネルギーの利活用促進
(3)再生可能エネルギー電気の利用拡大
(4)その他の再生可能エネルギー熱の利用拡大
◇基本方針2 区域の事業者・住民の活動促進
エネルギーの効率的な利用に努める脱炭素型のライフスタイルへの転換を図るとともに、次世代自動車の普及、環境教育・学習の機会を設けます。
(1)省エネルギー行動の推進
(2)環境配慮型建築物の普及促進
(3)次世代自動車の普及促進
(4)環境学習
◇基本方針3 地域環境の整備および改善
環境負荷の小さなまちづくりを積極的に進めるため、脱炭素型の移動手段を便利に利用できる環境づくりや健全な森林整備と都市緑化を推進します。
(1)環境負荷の低い交通・運輸への転換促進
(2)地産地消の推進
(3)森林整備・緑化推進および保全活動などの推進
◇基本方針4 循環型社会の形成
廃棄物の発生抑制と適正な資源循環を促し、循環型社会を形成することで、天然資源やエネルギー消費の抑制を図ります。(3R:ごみ削減、再利用、リサイクルの推進)
(1)家庭ごみの減量化・資源化の推進
(2)事業系ごみの減量化・資源化の推進
(3)排水の適正処理
問合せ:町民生活課
【電話】34-1113
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